「来年もインディカーで”挑戦”したい」と語る佐藤琢磨、3度目のインディ500制覇にも意欲
インディカードライバーの佐藤琢磨は、自身のオフィシャルスポンサーであるFWD 富士生命のオンラインイベントの中で、今季最終戦、そして来季以降に向けた意気込みを語った。
写真:: Phillip Abbott / Motorsport Images
10月14日(水)、インディカードライバー佐藤琢磨のオフィシャルスポンサーを務めるFWD 富士生命は、がん保険の新商品説明会をオンラインで開催。その中で佐藤はアメリカからリモート出演し、来たる2020年シーズン最終戦、そして2021年シーズン以降に向けた意気込みを語った。
佐藤にとってシリーズ参戦11年目のシーズンとなった今季は、新型コロナウイルスの影響で6月に開幕が遅れた。佐藤は開幕からコンスタントにトップ10フィニッシュを重ね、迎えたインディ500では自身2度目の優勝を果たした。今季は残すところセントピーターズバーグでの最終戦のみとなったが、現在佐藤はポイントランキング7番手につけており、このままの順位でシーズンを終えれば自己最高となる。
今回のオンラインイベントでは、FWD 富士生命が11月より展開する新商品『FWD がんベスト・ゴールド』、そして業界初となる商品付帯サービス『FWD がん治験情報提供サービス』についての説明が行なわれた。従来よりも充実した、手厚いサポートが売りとなっているが、それと絡めて佐藤は、レースにおける周囲のサポートの重要さについて語った。
「レースに限ったことではありませんが、たくさんの方々のサポートがあって、色んなものが出来上がっていくと思います。チームやファンの皆さん、そしてスポンサーさんのサポートがなければ、僕らはレースを走ることさえできないですから」
「レーシングチームというのも、本当にたくさんの方々のサポートで成り立っていて、レーシングドライバーはその一部です。今回のインディ500でも、素晴らしいマシンを作ってくれたクルーたちと、全てのピットストップでミスなく送り出してくれたクルーたちなど、全員の力があってこそ、思い描いたようなレースができたんだと思います。トップを走る上で、チームの働きぶりというのは非常に大きかったです」
最終戦の舞台であるセントピーターズバーグは、例年であればインディカーシリーズの開幕戦としてレースが行なわれる市街地コースであるが、今季はコロナ禍の影響で開催が延期され、最終戦となった。佐藤はセントピーターズバーグで優勝こそないものの、コンスタントに上位入賞を果たしており、ポールポジションを獲ったこともある。彼はここで何としても良い結果を残し、最高の形でシーズンを締めくくりたいと意気込んだ。
「今年はインディ500で優勝したということでチームも盛り上がっています。ただ、今シーズンはインディ500以外のレースで苦戦している部分はあります」
「今シーズンはオーバルコースとロードコースを走ってきましたが、ストリートコースはまだ走っていません。セントピーターズバーグは相性の良いコースなので、当然トップを狙いたいですし、最後のレースを一番良い形で終えられるように頑張りたいです」
現在43歳で、インディカーにフル参戦しているドライバーでは現役最年長となっている佐藤。2021年シーズンに向けた去就はまだ決まっていないものの、佐藤は来季もインディカーシリーズでの挑戦を続けたいと意欲を示した。
「来年のことはまだ決まっていないですけど、もちろんインディカーシリーズで挑戦をしたいと思っています。来年はインディカーも予定していた通りのレーススケジュールになると思いますし、たくさんの観客と共に最高のレースをしたいです」
「当然、インディ500優勝も狙っていきたいです。今年のインディ500は無観客の中での勝利でした。もちろんそれでも特別なものですが、来年は30万人の大歓声の中でゴールしたいというのはありますので、これを最大の目標にして頑張っていきます」
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