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野尻智紀、混戦のSF開幕戦で“頭ひとつ”抜け出してのポール「明日は強く賢いレースを」

スーパーフォーミュラ開幕戦でポールポジションを獲得した野尻智紀は、マシンが非常に高いレベルで仕上がっていることを認め、決勝では強く賢いレースを展開したいと意気込んだ。

Tomoki Nojiri, TEAM MUGEN

Tomoki Nojiri, TEAM MUGEN

Masahide Kamio

 スーパーフォーミュラの2021年シーズン開幕戦、富士大会の公式予選でポールポジションを奪ったのは野尻智紀(TEAM MUGEN)。自身にとって通算6回目、昨年の最終戦に続いて2戦連続のポール奪取となった。

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 ポールポジション会見に臨んだ野尻は先ず「このオフには自分なりに昨シーズンを振り返って考えました」と切り出した。「シーズン前半は余り好い結果を出せなかったのに、シーズン後半には好い結果が出せるようになった、それは何故なんだろう」とオフの自問自答を振り返った。

 TEAM MUGENではこれが3回目のシーズンインとなったのだが「オフの間にチームは完璧な仕事をしてくれました。クルマは、これまでに比べてさらに1段高いレベルに仕上がっています。チームとのコミュニケーションも全く問題なく、後は自分の力を出し切るだけだ、と感じていました」とクルマとチームへの全幅の信頼を語っていた。

 そして自問自答の話題に戻ると「これまではポールを獲ってもQ2までは余り好い状態でなくQ3で何とか結果を出すパターンが多かった。それだともう、何も考えることなくQ3で行くだけですが、今回のように走り始めから調子が良いと、攻めすぎてもダメで、Q3を纏めるのが却って難しいんです。でも今日はQ2まで調子よかったのを、そのままQ3まで持続できた。自分のステップとして一つ成長したんじゃないか、と感じています」とし、翌日の決勝レースに向けても「明日は、強く賢いレースをしたいです」と結んだ。

 Q3の展開について問われると「最初にピットを出て行って、そこからクリアラップをとれるよう、考えて走りました。ピットからは誰がピットアウトしたかを細かに知らせてもらい、イメージしながらアタックの準備をしました。アタックも、行き過ぎると失敗することも多いので、ある意味、力を抜いて走っていました」とQ3のアタックを振り返った。

 決勝では雨の予報が出ているが? との問いかけに「自分は、雨があまり好きじゃないので……」と苦笑しながらも「鈴鹿の合同テストでは2日目に酷い雨の中で走っていました。準備ができてよかった」と出席した取材記者を和ませながらも「しっかり準備はできています」と力強く結んだ。

 公式予選で野尻に続く2〜3番手につけた大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)と笹原右京(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)も記者会見で登壇。この日の走行を振り返った。

 予選2番手、フロントローを手に入れた大湯は「今日はフリー走行でトップタイムをマークできていたので、予選ではQ1からプッシュしていきました。でも野尻選手は頭ひとつ抜け出していましたね」と分析。そして「Q2のアタックが、自分としてはもういっぱいいっぱいでしたが(野尻選手には)届きませんでした。なので、Q3ではクルマはそのまま(Q2と同じ)で何とか自分の力で……と思いましたが、壁は厚かったです」と先輩の速さを讃えた。

 翌日の雨について訊ねられると「確か2年前になりますがNAKAJIMA RACINGは雨の富士で優勝しています。だからチームとしてはコースも(雨の)コンディションも全く不得意としているわけじゃないと思います。自分自身も雨のレースは好きだし自信もあります」と強気にコメントしていた。

 一方、療養中の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)に代わってピンチヒッターとしてスポット参戦した笹原は「先ずはポールを獲った野尻選手におめでとうと言わせてもらいます。頭ひとつ(速さが)抜け出ていましたよね」と先輩を讃えた後、自身の公式予選を「今日はフリー走行からあまり調子が良くなくて、Q2突破できるかどうか不安でした。でも何とかうまくまとめることができてQ3に進出できました」と振り返った。

 そして決勝に向けては「スーパーフォーミュラでは雨で走った経験がほとんどないので予想は難しい」としながらも「スタートで前に出るしかないですね。自分は(雨の)経験がないけれどチームは多くの経験があると思うので、チームの力を借りながら、レギュラードライバーである牧野選手の分も頑張ります」と療養中の牧野を思い遣りながらコメントしていた。

 

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