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SGT第7戦もてぎ|GT300は56号車リアライズが今季2勝目。ランク首位で最終決戦へ

2020スーパーGT第7戦もてぎのGT300クラスは、#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rが優勝。最終戦を前にして、ランキングでも首位に浮上した。

#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R

#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R

Masahide Kamio

 ここ数年は最終戦として行なわれてきたスーパーGTのもてぎラウンド。コロナ禍に見舞われた今年は、1度目が9月に第4戦として開催され、11月初旬の今回、開催された第7戦は今シーズン2度目の開催となった。レース距離が300kmと、最終戦として行なわれた大会よりは長くなっているけれども、気候的には例年通り、と予想されていた。ところが、ふたを開けてみると例年のこの時期とは違い、穏やかな日差しに包まれ、余り寒さを感じさせないコンディションで戦われることになった。

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 GT500に続いてスタートが切られたGT300は、ポールからスタートした#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝を先頭に、3244 たかのこの湯 RC F GT3の久保凜太郎、#11 GAINER TANAX GT-Rの安田裕信、#25 HOPPY Porscheの佐藤公哉らが一列縦隊で続くが、5番グリッドからスタートした#360 RUNUP RIVAUX GT-Rの大滝拓也が、すぐに佐藤をかわして4番手に進出する。佐藤はその後もじりじりとポジションを下げてしまう。また2番手の久保も、車両交換でドライブスルーのペナルティを科され後退していく。これで上位陣は山内、安田、大滝がトップ3となり、4番手以下には8秒ほどの差をつけて、それぞれ2秒余りの間隔で先を急いだ。

 その後方では7番手からスタートした#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rの藤波清斗と、12番手からスタートした#55 ARTA NSX GT3の大湯都史樹が勢いのある走りを披露。#4 グッドスマイル 初音ミク AMGの片岡龍也らとともに、4番手のポジションを争うことになる。一方、トップグループでは大滝が安田に肉薄、こちらの争いも風雲急を告げていたが、トップを行く山内は、後方のドラマを意に介ぜず快走を続けていた。

 レースが大きく動いたのは21周目。V字コーナーのコースサイドにストップした車両があり、それを回収するためにセーフティカー(SC)が出動したのだ。前回の鈴鹿でもトップ快走中にSCが出動し、そのタイミングで勝てるレースを失っていた#61 SUBARU BRZ R&D SPORTにとっては、2戦続けての不運なハプニングとなった。それでも山内は、SCがピットロードに向かってドライバー交代が許されるタイミングになると同時にピットイン。井口卓人に交代して4番手でピットアウトしていくが、タイヤが温まる前に、先にピットインを済ませていた#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(川合孝汰→吉田広樹)にかわされ6番手に後退してしまった。

 この時点での上位陣は、#4 グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡龍也→谷口信輝)、#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗→ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)、#18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志→松浦孝亮)、#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTがトップ6を構成していたが、やがて谷口とオリベイラのトップ争いが風雲急を告げることになる。

 32周目のダウンヒルで、谷口の一瞬のスキを見逃さなかったオリベイラが、90度コーナーのアプローチでインを突き、そこからビクトリーコーナー~最終コーナー~ホームストレート~1コーナー~2コーナーとサイド・バイ・サイドのまま通過。最終的に2コーナーはオリベイラのほうが先に立ちあがってトップ争いには休止符が打たれることになったが、ピットの関係者とスタンドの観客、そしてテレビで観戦していた多くのファンの眼をくぎ付けにする好バトルだった。

 トップ2はこれで膠着することになったが、3番手以下は大混戦が続いていた。#18 UPGARAGE NSX GT3の松浦はピット作業違反のドライブスルーペナルティで後退し、#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTの吉田が3番手に進出。これを#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの井口、#11 GAINER TANAX GT-Rの平中克幸が追い上げ、さらに#360 RUNUP RIVAUX GT-Rの青木孝行が、その後方から隙を伺う状況となっていた。

 同じダンロップタイヤを履く井口と平中のバトルは熱を帯びていたが、55周目の5コーナーで両車が交錯。その隙を縫って青木が4番手に進出していた。さらに青木は吉田をもパス。オリベイラと谷口に次ぐ3位でチェッカー。ADVANユーザーの表彰台独占を演出すると同時に自身にとっても久々の表彰台を獲得することになった。

 

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