【スーパーGT】11号車GAINERの平中、望外のポールから「スープラに負けないレース」目指す
2021スーパーGT第1戦の公式予選でGT300クラスのポールポジションを獲得した#11 GAINER TANAX GT-Rの平中克幸と安田裕信が、記者会見でその喜びを語った。
写真:: Masahide Kamio
今シーズンのスーパーGT開幕戦、激戦が繰り広げられたGT300クラスの公式予選において、2014年のもてぎ大会以来となる、久しぶりのポールを獲った#11 GAINER TANAX GT-Rの平中克幸は、ポールポジション会見に臨むと「今回はポールが獲れるとは思っていなかった」と切り出した。
そして「テストからGRスープラが速くて、実際に今日のセッションでも午前の公式練習から公式予選のQ1まで、ずっとトップだったから。そんなイメージで予選に臨みました」とその理由を明かした。
もちろん、シーズンオフからライバルが好タイムを連発しているのを、指を咥えて見ていたわけではない。「GT300でもテスト規制がかけられるようになったけれど、(その規制の中で)ダンロップが努力を続けて好いタイヤを開発してくれました」とタイヤを供給しているダンロップの頑張りを評価していた。
コンビを組む安田裕信も「今日は朝からクルマの調子は悪くなかったけれど、セッティングを進めていく中で幾つかのアイデアを試してもなかなか好い結果には結び付かなかった」と公式練習での苦労を披露した。しかし予選では「ダンロップの、一発の速さを証明できました」とし、「平中選手が素晴らしいアタックを見せ、多くのファンの前でポールを獲ることができて嬉しかった」と表情を和ませていた。
岡山国際サーキットでは、2年ぶりの開催となったSUPER GTだが、その辺りの印象を問われると平中は「応援に行きたいけれど(新型コロナウィルスの感染が酷いエリアからだから)行けないからテレビで応援します」と言ってくれたファンの人がいたんです」と切り出した。そして「サーキットに来ることができずテレビ観戦しかできないファンも多いと思うので、テレビでも(頑張っているのが)伝わるレースをしたい」と続けた。一方、コンビを組む安田は「2年ぶりの岡山でした。1ヵ月前の公式テストでは、本当に2年ぶりの走行だと感激しましたが、そのテストを走っていたので、今回(の開幕戦で)はいつもの感覚で走ることができました」と告白。そして「多くのファンの人たちが見ている前でポールポジションを獲ることができて嬉しい」と結んだ。
翌日の決勝レースに向けては安田が「予選ではダンロップが素晴らしいパフォーマンスを発揮して、一発の速さを見せることができましたが、レースになるとちょっと厳しくなると覚悟ししています」と厳しい見方をしていたが、それでも「ポールポジションからスタートできることになったので、明日の決勝では上手く冷静に走るレースにしたい」と結んだ。一方の平中も「明日は岡山では2年ぶりのレースになります。岡山には、このサーキットにしか来られないファンも少なくないと思います。だからGRスープラに負けないようなレースにしたいと思います」と力強く結んでいた。
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