GT500王座争いは上位5台が2点以内の大接戦、坪井翔「2連勝するつもりでいく」
2020年のスーパーGTも残り2戦。GT500クラスはトップ5台が2ポイント以内にひしめく大接戦となっており、ランキング首位につける#14 WAKO'S 4CR GR Supraの坪井翔も危機感を強めていた。
#14 WAKO'S 4CR GR Supra
Masahide Kamio
いよいよチャンピオン争いも佳境を迎えている2020年のスーパーGTシリーズ。第6戦鈴鹿を終えてGT500クラストップにつける#14 WAKO’S 4CR GR Supraの坪井翔は、残り2戦は全て勝つつもりでいかないとタイトル獲得が厳しいほど、緊迫した状況だと話した。
3メーカーが新型マシンを導入した今季のGT500クラスは第6戦鈴鹿を終えて、トップ5台が2ポイント以内にひしめいており、近年稀に見る大接戦の展開となっている。
その中で14号車の大嶋和也/坪井翔組は、特に決勝で安定したパフォーマンスを毎回みせ、ランキングトップを死守しているが、ライバルとのポイント差も近いこともあり、危機感を強めていた。
「ラスト2戦の両方でトップ争いをしないと(チャンピオンの)勝負権はないなと思っています。14号車としては常に重いウエイトを背負って戦っていることもあって、Q1突破が少ないです。残り2戦はQ1は絶対に通過しないといけないですし、ポールポジションボーナスの1点も重要になってくると思います。残り2戦は勝つつもりでチームとともに頑張らないといけないなと思います」
そう語った坪井だが、残り2戦で一番手強そうなライバルは? と訊くと、同じようにコンスタントにポイントを重ねてきている#37 KeePer TOM’S GR Supraを挙げた。
「やっぱり37号車ですね。毎年チャンピオン争いに絡んでいますからね。今回はノーポイントでしたけど、いつも手堅く着実にレースをするチームなので、やっぱりそこが最大のライバルになるんじゃないのかなと思っています」
連勝を期する坪井。しかし他メーカーの戦闘力は読みにくいところもあり、それがタイトル争いに向けて不安要素になると考えているようだ。
「(連勝を目指すとはいえ)正直、他のメーカーに関しては未知数な部分が多いので、そこを考えすぎても仕方ないです。最低でもスープラ勢の中で一番でいれば36号車(au TOM’S GR Supra)、37号車の前に出られることになります。まずはスープラ勢の中でのトップというのを意識していきたいですね。(最終戦の)富士は僕たちがけっこう得意にしているので、予選さえ乗り切れば、かなり良いレースができると思っています」
今週末は今季2回目となるツインリンクもてぎを舞台にしてシリーズ第7戦が行なわれるが、坪井はライバルメーカーの中でも、同地で行なわれた第4戦で圧倒的な強さをみせた#17 KEIHIN NSX-GT(ランキング4番手)を特に警戒している。
「17号車はもてぎで速かったので、脅威だと感じています。今週末は彼らに先行されないように気をつけなければいけません。あと、ウエイトが軽いクルマも多々あると思いますが、(次のもてぎでは少なくとも)ランキング上位5台の中では一番前でゴールしないと(タイトル争いに向け)厳しいかもしれません」
「本当に2連勝するつもりでいきたいと思います」
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