F1
お手本はすぐそこにいるじゃないか! マクラーレンF1代表、支配的なレッドブルの強さも「他チームは言い訳などできないはず」
マクラーレンでチーム代表を務めるアンドレア・ステラは、レッドブルが圧倒的な強さを見せつける中でも、他チームはそれを手本にパフォーマンスを追求することができるとして「言い訳はできない」と考えている。

Adam Cooper
公開日時: 2023/03/28 3:08
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マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は、現在圧倒的な強さを誇るレッドブル・レーシングに対して差を縮めようとするライバルチームは「言い訳できない」と語っている。
昨シーズンはダブルタイトルを獲得し、今季は開幕2戦でワンツーフィニッシュを果たしたレッドブルについて、ステラは他チームと比較して全ての面で優れていると話し、ライバルはその進歩に匹敵する努力が課題になるという。
マクラーレンは2023年シーズンも開幕から苦戦。開幕2戦を無得点で終えたのは、低迷を極めたマクラーレン・ホンダ時代の2017年以来のことだ。
チームは3月24日(金)にこれまでテクニカルディレクターを務めてきたジェームズ・キーの退任を発表。フェラーリで車両コンセプト責任者を務めた経歴を持つデビッド・サンチェスが、2024年からテクニカルディレクター陣のひとりとなることも併せて明かされた。
名門の復活に向けてまず一歩を踏み出したステラ。今後のマシン開発に向けて現在敵なしの強さを誇るレッドブル『RB19』が、パフォーマンスアップにおける”手本”になると彼は言う。
レッドブルの現状について尋ねられたステラはmotorsport.comに対して次のように語った。
「優勝争いがどれだけ接近していたかという点では、これまでの数年間は本当に驚異的なシーズンだったのだろう」
「ひとつのチームが圧倒的な強さを見せることも、受け入れる必要があるのかもしれない」
「ただ、今持っている全ての情報……金曜日に(ショー&テルで)展示されるマシンのように、実車を見る機会があるのだから、何をすべきかどうか分からないという言い訳を他のチームはできないはずだ」
「だから私は『他のチームがこの機会を活用して改善する必要がある』と言い続けているのだ。F1はつまるところ、より速くなればレースで勝てるというスポーツだ。ただ、簡単な解決策はないと思う」
Andrea Stella, Team Principal, McLaren
Photo by: Steven Tee / Motorsport Images
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レッドブルは2021年シーズンに予算制限を超過したことで、ライバルに対して風洞・CFDの使用時間が減らされるペナルティを罰金と共に科されたが、これらのペナルティが必ずしもハンデになるとは限らないとステラは示唆している。
「(レッドブルの)現在のアドバンテージは充分に大きい。それを追いかけるチームほど開発ができなくても、これだけのギャップを開いているということから、それほど大きな影響を受けないはずだ」
そうステラは言う。
「それが私の予想だが、他のチームには士気の面だけでなく、技術的な面でも刺激を受けてほしいと思う」
「シーズンは長いし、得た情報を開発に反映させる時間もある。だから、シーズン後半に後続集団がレッドブルにより接近することを期待したい」
そして今季アストンマーチンが大きな飛躍を果たしたことで、他チームも同様にポジションを上げることができると証明されたとステラは言う。
「確かに、こういったジャンプアップができることが証明された」とステラは語る。
「ある意味、レッドブルとの差は縮まっている。だから大きく順位を上げることができれば、上位でポジション争いをすることができる」
「アストンはマシンのコンセプトを見極め、そのコンセプトを追求しているように思う。そしてまた、それが可能であることを示した」
「これによって、マクラーレンの基本的なコンセプトを再確認することができた。我々はマシン開発を続けるため懸命に働く必要がある。開発に関して、ポジティブなモノも後に控えている。それは開発が進められているモノだ。我々はこの方向性を追求し、すぐに資本を投入する必要がある」
サウジアラビアGPではウイリアムズ勢と下位争いを演じたマクラーレン。2023年におけるチームのポジションを尋ねられたステラは、次のように答えた。
「5番手から最下位までは実に僅差……その差は微々たるものだ。だから自分たちがどの位置にいるのかを、数字で示すことはない」
「レッドブル、フェラーリ、アストン、メルセデスは、間違いなく我々より一歩先を行っていると思う。おそらく、アルピーヌもそうだろう。そして我々と残りのチームは非常にタイトな状況だと思う」
「我々がそこでどの位置にいるのかを数字で表すことはできないが、真ん中あたりにいるのではないかと思う」
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