アストンマーチン率いるローレンス・ストロール、タイトル獲得のために「必要なことは何でもする」
アストンマーチンF1のオーナーであるローレンス・ストロールは、チームがチャンピオンになるために「必要なことは何でもする」構えのようだ。
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
シルバーストンに拠点を構えるアストンマーチンF1チームは、ライバルチームからスタッフの引き抜きを行なうなど、チーム体制を拡充させる準備をしており、今後さらなる発表があると予告されている。さらには最新鋭のファクトリーの建設も進められており、独自の風洞建設にもゴーサインが出ている。
そんなアストンマーチンのオーナーを務めるのが実業家のローレンス・ストロールだ。彼はホームレースであるF1イギリスGPを前に、アストンマーチンを成功に導く上で手をこまねいている訳ではないと語った。
「言葉は悪いかもしれないが、好き勝手やっていたらどんなスポーツでも成功は収められないだろう」
「私は自分が破壊者だとは思っていない。私は自分が正しいと信じることをやってきた」
「チャンピオンを目指さないのなら、ここまでの投資はしてこなかった。つまりルールの範囲内であれば、必要なことは何でもする」
「また紳士的であるために、他のチームが望まないようなことはしていない。何かが間違っていると思った時はハッキリ言うようにしている」
ストロールは2年以内に完成すると言われている新ファクトリーと風洞によって、チームがライバルに対して優位に立てると考えている。また、500人のスタッフを800人まで増員させる計画も順調に進んでいると自信を覗かせた。
「我々は新しい上級技術者やエンジニアを採用している」とストロール。
「その結果、技術面やエンジニアリング面がチームの強みとなる。どのチームよりも優れているとまではいかなくても、ライバルと同等のレベルにはなるだろう」
「我々は今、ほぼ毎週のように、優秀な技術者やエンジニアの採用を発表している。ちなみに今週は、他のチームから新たな上級メンバーが加わることを発表する予定だ」
このように莫大な投資が行なわれているが、ストロールはアストンマーチンがF1のトップに立つためにはまだ時間がかかると現実的な見方を示している。
「我々は今良い立ち位置につけている。メルセデスと風洞をシェアしているが、知っての通りそれは最高の風洞のひとつだ」
「自前の風洞を持つことには叶わないが、劣悪な風洞で時間を無駄にしている訳でもない」
「施設の面で言えば、我々の施設は確実に手狭になっている。新たな従業員を迎え入れるために、敷地内に多くの仮設施設を用意している。あと18ヵ月から20ヵ月後、来シーズンの終わり頃には新しい場所に移っていると思う」
「我々は何事も妥協をしない。F1は他のビジネスと同様に、将来確実に優勝できるというプランを立てることはできないので、そういった姿勢が必要だと思う」
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