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予選3番手は”驚き”……スーパー代役ヒュルケンベルグ「マシンにダメージがあると思った」

レーシングポイントのニコ・ヒュルケンベルグは、コースオフした際にマシンにダメージを負ったと考えていたため、F1 70周年記念GPの予選で3番手になったことに「驚いた」と語った。

Nico Hulkenberg, Racing Point celebrates in Parc Ferme

Glenn Dunbar / Motorsport Images

 新型コロナウイルスに感染したため、レーシングポイントのセルジオ・ペレスはF1イギリスGPに続き、F1 70周年記念GPをも欠場することになった。

 その代役を務めているのは、昨年までルノーF1を走らせていたニコ・ヒュルケンベルグである。ヒュルケンベルグは、イギリスGPでは決勝スタート直前にマシントラブルに見舞われたため、レースを戦うことができなかった。しかし、F1 70周年記念GPの予選では、メルセデス勢2台に次ぐ3番グリッドを獲得。満足な準備も経験せぬままの参戦にもかかわらず、脅威的な活躍を見せた。

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「この7〜8日は、本当に狂ったような日々だった」

 そうヒュルケンベルグは語った。

「F1に復帰できたことに気分が高まり、そして日曜日に決勝にスタートできなかったことで突き落とされた。とても極端だった。そして今週末にはマシンの調子が明らかによくなっている」

「予選もまた難しかった。Q2では、自分で自分の首を締めたよ。マシンにダメージを与えたかもしれなかったから、少し怖かったんだ」

「そしてQ3では、ただ集中するだけだった。持っている全てを懸けるだけだったんだ。ここ(3番手のポジション)に立つのは少し驚きだったが、とても嬉しいよ。でも明日のレースへ向けても、注意を向けているんだ」

 ヒュルケンベルグ曰く、準備に使うことができた時間が限られているため、レース距離を走り切るのかどうかは、肉体が試されることになると語った。

「間違いなく、身体を痛めつけるだろう。先週、経験を積み重ねることができなかった。スタートと、それに関係する動きを経験することができなかったんだ。このマシンは、僕にとってはまだ新しいからね。でも、できる限りのことをする。早く学び、マシンを相応しいポジションでキープできるようにするつもりだ」

 今回の活躍が、来季以降の自信のF1での活躍の場を確保する可能性を高められたのではないかと尋ねられたヒュルケンベルグは、次のように語った。

「まだ土曜日が終わっただけだ。最も重要なのは、いつも日曜日だ。確かに、素敵なハイライトのひとつだ。でも、まだ喜ぶ時じゃない。大事なのは、日曜日だからね」

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