ブリビオ離脱に揺れるスズキ、チームマネージャー空席で新シーズンへ?
スズキはチームを離脱するダビデ・ブリビオ前チームマネージャーの後任について新たに指名する気はなく、現行のマネジメント体制を再編して対応する予定だという。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP界における2021年最初のビッグニュースとなった、スズキのチームマネージャーであるダビデ・ブリビオの離脱発表から一週間が経過した。
スズキは2015年にMotoGPに復帰するにあたってブリビオを同職に起用。昨シーズンはジョアン・ミルと共に20年ぶりの最高峰クラス王座を獲得するなど、素晴らしい結果を残してきた矢先の離脱だけに、衝撃の報せだったと言える。
当然、ブリビオ後任の人事には大きな注目が集まった。スズキがMotoGPで頂点に立つ上でブリビオが果たしてきた役割は大きく、2021年に向けてどういった対応を取るのかは非常に重要だからだ。
しかし既に2021年シーズン開幕まで残された時間はさほど多くなく、同様に新たなチームマネージャーを探すための時間もあまり残されてはいない。
そうした状況の中、motorsport.comが入手した情報によると、スズキは短中期的にブリビオ後任を決定することは追い求めず、現在のマネジメント体制を再編して状況に対応していくという。
彼らはそれによって、昨年タイトルをもたらしたチーム環境の継続性を確保すると見られる。
これまでブリビオが負ってきた役割の多くは、スズキのプロジェクトリーダーである佐原伸一、テクニカルマネージャーの河内健のふたりによって分担されることになるだろう。
なお2021年シーズンに向けては、新型コロナウイルスの影響によって2月に予定されていたセパンテストの中止が決定済み。また3月28日予定の開幕戦カタールGPについても、日程変更が議論される情勢にあり、2020年同様にチームは新型コロナの影響で難しい舵取りを強いられることになりそうだ。
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