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2024年以降の”F1パワーユニット”はより電気的に?「世界は急速に変化している」

F1は、2024年以降のパワーユニットをどうすべきか、その議論を推し進めている。その中でルノーは電化の方向に進んでいくことを求めている一方、メルセデスは現在の形を維持することを望んでいるようだ。

Sebastian Vettel, Ferrari SF90, leads Charles Leclerc, Ferrari SF90, Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W10, Carlos Sainz Jr., McLaren MCL34, Valtteri Bottas, Mercedes AMG W10, and the rest of the field at the start of the race

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 現在のF1は、V6ターボエンジンにハイブリッドシステムを搭載したいわゆる”パワーユニット”が動力源として使われている。この形は、2014年から採用され、2021年からは変更される予定になっていたが、少なくとも2024年までは使い続けることになりそうだ。そしてその後、2025年もしくは2026年から、新たな形式のパワーユニットに置き換えることが検討されている。

 ルノーF1チームの代表であるシリル・アビテブールは、F1の次世代のパワーユニットについて、自動車メーカーにとって費用対効果の高いものでなければならないと主張する。

「これはあくまで私見だが、世界の変化を見ると、F1が取り残されてしまうかもしれないという大きな懸念がある」

 アビテブールはそう語る。

「グレタ・トゥーンベリ(現在16歳のスウェーデン出身の環境活動家)の例を見て欲しい。そして、電化の進み具合もだ。今、人々が話していることは、6ヵ月前には考えもしなかっただろう。フェラーリだって、完全電動のクルマについて話をしている」

「世界は非常に早いペースで動いている。だから、市販車の業界に取り残されないようにする必要があるんだ。電化について考えれば、それが消えることはない」

「つまり、基本的に私はできる限りのことをしようとしているということだ。新しいパワーユニットに対して考慮すべきことを迅速に考えるよう、みんなに促しているんだ。それがどうあるべきか、どのように見えるべきか、そして費用感がどうあるべきかということについてね。そうした上で、とんでもない額を費やすことをやめるんだ」

「我々4つのメーカーは全て、とんでもない額を費やしている。そして、将来に向けた支出も同時に開始するんだ」

 アビテブールは、新しいパワーユニットの形式について構築を進める間は、現在のエンジン開発を凍結し、開発への支出を制限する必要があると考えている。

「おそらくそのことは、ある時点で内燃機関への投資を減らし、電子部品の開発を増やすことを意味するだろう」

「もしかしたら、燃料電池など、新しいエネルギー源を検討することになるかもしれない。それはおそらく、F1の未来の姿ということになるだろう」

「現時点で我々は、エンジン開発の凍結を伴う計画を、構築する過程にある。1年に使うことができる仕様を削減することで、2026年には新しいパワーユニットに移行することができる」

「でも率直に言って、それは今から7年後のことだ。とても遠い未来のように感じる。私自身だけでなく、F1のコミュニティ全体を考えてもね」

 一方でメルセデスF1のチーム代表であるトト・ウルフは、F1は現在のパワーユニットの効率を高めるべきだと主張する。しかし、長期的には変化が必要であることも認めた。

「コストの観点については、我々はFIAやリバティ・メディアとともに熱心に働いている。現在の形を維持するためにね」

 そうウルフ代表は語る。

「現在のモノは、非常に効率的なハイブリッド・パワーユニットである。ただ、それを世界に発信するだけでは十分ではない」

「世界は常に進化している。何百万人もの人が、気候変動について抗議しているんだ」

「ダイムラーとしては、持続可能性(サスティナビリティ)はマーケティングツールよりも重要になっている」

「我々はパワーユニットのサプライヤーとして、自問自答しなければいけない。将来のF1エンジンのビジョンとは、一体何かということについてね」

「コストを念頭に置きながら、ハイブリッドのコンポーネントを拡大する必要がある。それが、我々が検討しているものだ。でも明らかに、追加のコストなしでは、簡単なことではない」

 ウルフ代表はこの変更について、予定よりも早く行われる可能性があることを示唆した。

「他のサプライヤーも含めて全員が、2025年のエンジンの見通しと、それがどう見えるかということについて検討している」

「問題は、我々がそのスケジュールを早める必要があるかどうかということだ。世界は、これまで以上に早く進んでいる。これは、我々が議論しなければいけないことだ」

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