角田裕毅、F1メキシコGP予選での一件についてレッドブルと協議「良い話し合いができた」
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、F1メキシコGPの予選Q3でレッドブル・ホンダ勢のアタックを邪魔したとクリスチャン・ホーナー代表から批判された件に関して、レッドブル側と“良い話し合い”の末水に流すことにしたようだ。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、メキシコGPの予選Q3での一件についてレッドブル側と「良い話し合いができた」と語った。
角田はメキシコGP予選Q3の最終アタックでチームメイトのピエール・ガスリーにトウ(スリップストリーム)を与えた後、続いてタイム計測を行なっていたセルジオ・ペレスとマックス・フェルスタッペンのレッドブル・ホンダ勢を避けようと試みた。
コースを外れて進路を譲った角田だったが、コースを外れた角田に気を取られたかペレスもコースオフを喫した。ペレスの後方からアタックしていたフェルスタッペンは2台がコースオフしているのを目にしてアタックを中断した。
レッドブル・ホンダのクリスチャン・ホーナー代表は予選セッション終了後に、レッドブルのふたりは「ツノダされた(Tsunoda'd)」と造語を用いて角田を批判した。一方、角田の所属するアルファタウリのフランツ・トスト代表は、それ以上彼にできることはなかったと角田を擁護した。
翌戦サンパウロGPに先立ち、角田は与えられていた情報ではそれ以上できることはなかったとアルファタウリ側は考えていると語り、レッドブル側とのこの件について話し合いの場を設けたと明らかにした。
「僕らはQ3に関してたくさん話し合いました」と角田は言う。
「エンジニアもあの状況であれ以上僕は何もできなかったと賛成してくれました。しかし同時に、無線交信については明らかに改善の余地があると考えています」
「事前に、もしくは僕が追加情報を求めていれば、ああはならなかったのではないでしょうか。本当にツイていない状況でした」
「後日レッドブル側とも話をして、良い話し合いができましたし、Q3に関する彼らの意見も聞けました」
「それであの件はただの不幸であり、僕らはそこから学んで同じことを2度と起こさないようにするだけです」
角田はPU交換によりグリッド後方の17番手からメキシコGPをスタート。ターン1での混乱のあおりを受け、1周目でリタイヤを喫した。ガスリーは終始トップ3の後ろ”ベスト・オブ・ザ・レスト”を走り、4位でチェッカーを受け、12ポイントをチームに持ち帰った。彼の活躍により、アルファタウリはアルピーヌとコンストラクターズランキング5番手に同点で並んだ。
角田はアルピーヌとのランキング5位争いに関し「非常にタイト」だと語る一方で、アルファタウリの方が速いマシンを手にしているとして残り4戦に向け自信を見せている。
「特にシーズン後半では、マシンも速くなり僕らとしても自信に繋がっています。特にメキシコGPでは良いパフォーマンスを見せることができました」
「コンスタントにポイントを稼ぐことが絶対的にチームを助けることになりますし、無論僕らはランキング5位を狙っています」
「そのためには、ひとつひとつのレースが重要であり、僕としてもチームを手助けしなくてはいけません」
「特に僕にとってはタフになると思います。(残り4レースのうち)僕が以前走ったことのあるサーキットはアブダビだけですし、今週末は新しいフォーマット(スプリント予選レース)です。予選に進む前に1回しかフリー走行がないというのは、簡単にはいかなそうです」
「ですが、僕らには速くて良いマシンがあるとわかっているので、あとはそれをまとめ上げるだけです」
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