その名も”プロジェクト・ピットレーン”。英国拠点のF1チームがコロナ対策に団結
新型コロナウイルスの対策に必要な医療機器を製造するため、英国政府を支援することを約束した、同国を拠点に活動する7つのF1チーム。彼らは『プロジェクト・ピットレーン』として団結することになった。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
レッドブル、レーシングポイント、ハース、マクラーレン、メルセデス、ルノー、ウイリアムズの、イギリスを拠点に活動する7つのF1チームは、イギリス政府の要請に応じ、新型コロナウイルスへの対策に必要な医療機器などの製造をサポートしている。
F1が発表した声明によれば、これらのF1チームは、今回の支援活動について『プロジェクト・ピットレーン』として団結することになったようだ。
これらのチームがイギリス政府の要請に応じることは、先週の金曜日(3月20日)に発表された。そしてその後1週間で「イギリス政府からの支援要請への対応について、その明確化と調整において大きな前進を遂げた」という。
F1の発表によれば、この『プロジェクト・ピットレーン』は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3つの分野で主に支援を提供することになるという。
「これらの作業の範囲は、既存の医療機器の分析、VentilatorChallengeUKの一環として人工呼吸器設計の生産規模の拡大についてのサポート、新しいデバイスの認証とそれに続く生産に向けた迅速な設計とプロトタイプの製造まで、様々である」
F1が発表した声明には、そう書かれている。
「いずれの場合にも、プロジェクト・ピットレーンは、メンバーとなっているチームのリソースと機能を最大限に活用し、F1業界の中心的なスキルである迅速な設計とプロトタイプの製造、テスト、そして熟練した組み立てに集中する」
「エンジニアリングと技術的な課題に迅速に対応するという、F1ならではの能力により、このグループはより広範囲のエンジニアリング業界の対応に、価値を付け加えることができる」
「プロジェクト・ピットレーンが集中していることは、設定された明確な課題を調整し、それに答えることにある」
「7つのF1チームは、新型コロナウイルスのパンデミックによって引き起こされた課題に対する、迅速かつ革新的なテクノロジーでの対処を必要とする他の分野でも、サポートを提供する準備ができている」
なおこの『プロジェクト・ピットレーン』には、パット・シモンズが率いるF1本体の技術部門も関与し、その牽引役の一部を担っているという。
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