F1 日本GP

レッドブルのマックス・フェルスタッペン、F1日本GPで勝利し今季のタイトル獲得を決めるも、ポイント制度にまつわる混乱は「かなり面白かった」

2022年のF1ワールドチャンピオンに輝いたレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、日本GPの決勝レース後にポイント制度にまつわる混乱があったことは「かなり面白かった」と語った。

Luke Smith Matt Kew

編集: 2022/10/11 9:32

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Max Verstappen, Red Bull Racing

 F1日本GPで優勝したレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、フェラーリのシャルル・ルクレールが5秒のタイム加算ペナルティを受けて3位に降格したことで、2022年のワールドチャンピオン獲得を決めた。しかしパルクフェルメのインタビューで知らされるまで、自身も、そしてチームもチャンピオン獲得に気付かないという、奇妙な形の決着だった。しかも一旦知らされた後も、フェルスタッペンは自身のチャンピオン決定に疑心暗鬼だったようだ。

Read Also:

 フェルスタッペンはウエットコンディションとなった日本GPの決勝レースで、圧倒的な強さを披露。53周の予定だったレースが28周に短縮されたものの、後続に27秒もの差をつける独走優勝を果たした。

 その後方ではルクレールが2番手、セルジオ・ペレス(レッドブル)が3番手でチェッカーを受けたものの、ルクレールにはシケインをオーバーランしてアドバンテージを手にしたとして5秒のタイム加算ペナルティが科されたため、ペレスが2位、ルクレールが3位となった。

 レースが予定の距離を走破すれば、フェルスタッペンが優勝、ルクレールが3位になったことで、今回のレースでフェルスタッペンのチャンピオンが決まるはずだった。しかし昨年のベルギーGPがセーフティカー先導の2周のみで終わった件を受けて改訂されたレギュレーションでは、レースの75%未満しか走行できなかった場合には勝者に19ポイント、3位に12ポイント与えられると記載されていたため、フェルスタッペンのチャンピオンは決まらなかったと多くの人が考えた。多くのチームやドライバーたちも、そう考えていたという。

 しかしレギュレーションには、「中断され、再スタートができなかった場合」のみ、フルポイントから減算されたポイントが付与されると記載されており、今回のケースには当てはまらず。それ以外の条件についてはレギュレーションに記載がないため、全ドライバーにフルポイントが与えられることになった。

 これでフェルスタッペンのタイトル獲得が決まったわけだ。

「レース中、彼らがポイントをどう決めるかということについて、手がかりはまったくなかった」

 フェルスタッペンは日本GPのレース後にそう語った。

「レースに勝つことが、最大の目標だった。フィニッシュラインを越えた時には、良いレースだった、また良いポイントを獲れたと思った。でもまだワールドチャンピオンになれたわけじゃないという感じだったんだ」

「レース後にインタビューを受けている時、突然メカニックたちが歓声を上げはじめた。どうなっているんだと思ったよ。チェコ(ペレスの愛称)が2位になったことは分かったけど、フルポイントなのかハーフポイントなのか、あるいは75%なのか、どうなるのかまだ分からなかった」

「その後、レギュレーションに目を通したんだ。そしてFIAのメディア担当が僕のところに来て、僕がワールドチャンピオンだと言った。それで喜んだんだけど、その後で他の人にはやっぱりダメだと言われた。1ポイント足りないとね。ちょっと変な感じだった」

「でも結局のところ、十分なポイントを獲ることができたから、またワールドチャンピオンになれたんだ」

 フェルスタッペンは、混乱が生じたことは気にしていないようだ。

「正直に言って、ちょっと混乱したことについては気にしていない」

 そうフェルスタッペンは語った。

「実際、とっても面白いことだったと思う。だって結局のところ、結果は変わらないんだからね」

「本来ならフィニッシュラインを越えた段階では、フルポイントだったとしても1点足りなかったんだからね」

 この件については、レギュレーションの不備だったと指摘されており、各チーム代表たちは修正を検討すべきだと主張している。

 フェルスタッペンは、レースの中断と再開には「本当に複雑な状況」があると考えており、レギュレーションの内容にはバランスが必要だと感じていると語った。

「レースを走り切ることができること、序盤で赤旗が出てレースを続けられないこと、これには違いがある」

 そうフェルスタッペンは言う。

「このふたつにはもちろん違いがあるよ。しっかりとレギュレーションを書かないのは、良いことではないと思う。でも、ルールに細かいことを書きすぎると、それはそれで良くない」

「その中間を見つけるのは常に難しいんだ」

 なおこのレギュレーションについては、F1も混乱したであろう形跡が窺える。

 F1の公式ツイッターでは、日本時間の17時14分に、ルクレールに5秒加算ペナルティが科されたことを速報した。本来ならばフェルスタッペンのチャンピオン決定はこの時点で決まったはずだが、公式ツイッターがフェルスタッペンのチャンピオン獲得を発信したのは、それから15分後の17時29分だった。

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 【動画】僕チャンピオンじゃないよ……え? チャンピオンなの?? 混乱するフェルスタッペン

次の記事 FIA、F1日本GPの”トラクター事件”徹底調査を約束「SC下でクルマを回収するのは通常のやり方だが……」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Luke Smith



没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」

F1

F1 2024/05/01

没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」



”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役

F1

F1

Aston Martin Silverstone Shakedown

2023/02/20

”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役



ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視

F1

F1 2023/02/19

ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視

最新ニュース



自分でも驚きだ! ノリスがキャリア最高アタックでポールポジション獲得。角田裕毅は15番手、アストンマーティン・ホンダはQ1敗退|F1スペインGP予選

F1

F1 F1

スペインGP

1 時間前

自分でも驚きだ! ノリスがキャリア最高アタックでポールポジション獲得。角田裕毅は15番手、アストンマーティン・ホンダはQ1敗退|F1スペインGP予選



F1スペインGP予選速報|角田裕毅悔しいQ2敗退15番手。ポールポジションは全力を絞り出したノリス! アントネッリ、フェルスタッペンが続く

F1

F1 F1

スペインGP

1 時間前

F1スペインGP予選速報|角田裕毅悔しいQ2敗退15番手。ポールポジションは全力を絞り出したノリス! アントネッリ、フェルスタッペンが続く



逆転タイトルへ邁進! マルク・マルケス、レース完全コントロールしてスプリント連勝|MotoGPサンマリノGP

MotoGP

MGP MotoGP

サンマリノGP

2 時間前

逆転タイトルへ邁進! マルク・マルケス、レース完全コントロールしてスプリント連勝|MotoGPサンマリノGP



「ついに勝てたよ」宮田莉朋がFIA F2初優勝! 初開催マドリンクで逃げ切りV。ランク首位のツォロフはリタイア……王者争い混沌|FIA F2マドリード戦スプリントレース

FIA F2

F2 FIA F2

マドリッド

3 時間前

「ついに勝てたよ」宮田莉朋がFIA F2初優勝! 初開催マドリンクで逃げ切りV。ランク首位のツォロフはリタイア……王者争い混沌|FIA F2マドリード戦スプリントレース

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録