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レースレポート

WECバーレーン8H決勝:中嶋一貴有終の美、トヨタ8号車総合優勝。小林可夢偉組7号車トヨタが年間王者に輝く

WEC最終戦バーレーン8時間レースが行なわれ、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー組のトヨタ8号車が優勝。今季限りでのWEC勇退が決まった中嶋が、優秀の美を飾った。また7号車トヨタのマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスが、ドライバーズチャンピオンに輝いた。

#8 Toyota Gazoo Racing Toyota GR010 - Hybrid: Sébastien Buemi, Kazuki Nakajima, Brendon Hartley

写真:: Toyota Racing

 2021年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)最終戦、バーレーン8時間レースの決勝がバーレーン・インターナショナル・サーキットを舞台に行なわれ、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー組のトヨタ8号車が勝利を飾った。

 前戦に引き続き、バーレーンで開催されることになったWEC最終戦。レース時間は6時間から8時間に延び、スタート時刻は現地時間14時に設定された。

 全4クラスのドライバーズチャンピオン決定は最終戦まで持ち越されている。ハイパーカークラスは、ポールポジションからスタートするトヨタ7号車が完走すれば、チャンピオンを獲得するというポイント状況。特に僅差なのはLM-GTE Proクラスで、ポルシェ92号車とフェラーリ51号車が1ポイント差で決勝に臨んだ。

 スタートではアグレッシブなライン取りでアルピーヌ36号車がトップに立ったが、トヨタの2台を引き離せるほどのペースはなく、レース開始から20分を前にトヨタがワンツー体制を取り戻す。アルピーヌ36号車はトヨタ勢に食い下がれず、ジリジリと離されていった。

 すると、36号車はレース開始から1時間を前にギヤボックスのトラブルでスローダウン。なんとかピットに戻りガレージで修復作業に入り、比較的短時間で作業を終えたものの、トヨタ勢から4周遅れでの走行再開となった。
 トヨタ勢はほぼ同じようなペースで周回を重ねていった。8号車は最初のピットでタイヤを4本交換。7号車は左側2本のタイヤ交換だったこともあってか、スタートから1時間半を前にしたところで、トヨタはチームオーダーを出して2台の順序を入れ替え、8号車がトップとなった。

 その後8号車は順調にリードを拡大していくこととなった。

 レース終盤、今季限りでWECからの勇退を発表した中嶋一貴が8号車に乗り込み、チェッカーを目指した。ただタイヤの状態は7号車の方が良く、2台の間隔は徐々に詰まっていった。

 しかし8号車トヨタがそのまま首位を守り切り、トップチェッカー。中嶋一貴がWEC最後のレースで有終の美を飾った。2位には7号車トヨタが入った。これで7号車トヨタのマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスが、2021年のWECドライバーズチャンピオンに輝いた。

 LMP2クラスは、29号車レーシングチーム・ネーデルランドが、ギド・ヴァン・デル・ガルデのドライビングでレース序盤を独走した。しかしポイントリーダーの31号車チームWRTが、序盤こそ下位に沈んだものの徐々にポジションを回復。スタートから3時間を経過したところで、クラス首位に立った。31号車チームWRTはそのままポジションをキープし、最後は38号車JOTAに1分以上の差をつけてクラス優勝を手にした。

 LM-GTE Proクラスは、スタート直後からポルシェGTチームとAFコルセの計4台が激しいバトルを展開。しかし91号車のポルシェは、ピットストップ時の作業違反を判定されてペナルティを課され、争いから脱落することとなる。

 その後、52号車AFコルセは先頭争いから脱落。優勝争いは92号車ポルシェと、51号車AFコルセに絞られた。レース終盤には2台がテール・トゥ・ノーズの状態になるが226周目、92号車ポルシェに51号車AFコルセが追突。これで92号車ポルシェはスピンし、51号車AFコルセが首位に躍り出ることになる。

 レースディレクターはこの接触に対して、51号車AFコルセに「ポジションを元に戻すように」と指示。これを聞いた92号車ポルシェはピットに入り、燃料補給。51号車もこれに倣い、スプラッシュを行なった。

 コース上に戻った2台だが、51号車AFコルセはなかなか92号車ポルシェにポジションを戻さず、レースは残り時間5分を切り……そしてそのままチェッカー。しかし指示を消化しないままチェッカーを受けたため、正式結果がどうなるのか、見守る必要がありそうだ。

 LM-GTE Amクラスは、83号車AFコルセが優勝。木村武史が乗る57号車KESSEL RACINGはクラス5位となった。星野敏と藤井誠暢が乗る777号車D'STATION RACINGは一時クラス首位まで浮上したものの、最終的にはクラス8位でのフィニッシュとなった。

 
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