ウイリアムズ家が離脱のウイリアムズF1……新たな取締役会メンバーを発表
ウイリアムズ家が関与を終了することになったウイリアムズF1チームが、新たな取締役会を組織することを発表した。これには、イギリスのウイリアム王子の義兄弟も含まれることになった。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
先日、アメリカのドリルトン・キャピタルへの売却が完了したウイリアムズF1チーム。これまで同チームを率いてきたウイリアムズ家は、今週末のイタリアGPをもって現在の立場から完全に退くことを、9月3日(木)に発表した。
チームはこの日さらなる発表を行ない、新たな取締役会のメンバー3人を発表した。このうち2人はドリルトン・キャピタルの中心メンバーである。
このふたりとは、ドリルトン・キャピタルの会長であるマシュー・サベージと、同投資ファンドのCEOであるダレン・フルツである。彼らはいずれも、ロスチャイルド・グループで働き、2009年にドリルトン・キャピタルを設立する際に大きな役割を果たした。
また、エデン・ロック・グループのCEOであるジェームス・マシューズも前述のふたりと共にウイリアムズの新たな取締役会に参加する。マシューズは元レーシングドライバーであり、1994年にはイギリスのフォーミュラ・ルノー選手権とフォーミュラ・ルノー・ユーロカップで勝利を収めるなどした。その後、投資家としてのキャリアをスタートさせた。
なおマシューズはピッパ・ミドルトンと結婚している。ミドルトンは、ウイリアム王子の妻であるケンブリッジ公爵夫人の姉妹である。
「新たな取締役会は、ウイリアムズの遺産と文化を維持することの重要性を認識し、認めており、マネジメント部門と協力してその能力を活用し、レースでの競争力を復活させる」
ウイリアムズは声明でそう語った。
なおドリルトン・キャピタルは、チームを買収した後もウイリアムズの名前を維持することを表明しており、ファクトリーも現状のまま移転しない旨を明らかにしている。
ただ副チーム代表のクレア・ウイリアムズらが去った後、誰が現場を指揮することになるのかは明らかになっていない。しかしチームは、ムジェロで行なわれるトスカーナGPを前に「明らかにすることを保証する」と述べている。
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