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メルセデス代表、激怒! ”2本目のステー”許さない他チームの対応は「哀れだし、不誠実」

メルセデスのトト・ウルフ代表は、ポーパシング問題を巡るライバルチームの代表たちの振る舞いを「情けない」「不誠実」と非難した。

Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG

写真:: Carl Bingham / Motorsport Images

 メルセデスのトト・ウルフ代表は、ポーパシングによるドライバーの安全性に関する議論の中で、ライバルチームの代表たちの振る舞いを激しく非難している。

 メルセデスはカナダGP前に出された技術指令を受けて、マシンに2本目のステーを追加しフロアの剛性を強化した。

 しかしこのメルセデスの行動には、他のライバルチームが注目。FIAがステーの追加は可能だとしたプロセスが正しかったのかどうかを疑問視した。

 安全上の理由であれば、いつでも一方的にレギュレーションを変更することができる権利をFIAは有している。しかし今回のカナダGPでは、実際にレギュレーション変更という形では実行されていなかった。そのためメルセデスは、そのまま予選に臨めばライバルチームから抗議を受ける可能性があり、ステーを外さざるを得なかった。

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 さらにメルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、他チームがFIAの動きを加速させないために、ドライバーたちにポーパシングへの懸念を払拭させようとしていると示唆した。

 メルセデスとライバルチームの意見の相違は、土曜日の午前中に行なわれたチーム代表者会議で表面化したと見られており、ウルフは政治的な駆け引きをしているチームに対して怒りをあらわにしたという。

 ウルフはドライバーにとって安全上の懸念があるにもかかわらず、他チームが競争力や政治的優位性を得ようとしていることに失望を表明したという。

 ポーパシングの状況とミーティングの両方について尋ねられたウルフは、事態の展開にいら立ちを隠さなかった。

「これは競争上の優位性を保つ、あるいは得ようとするスポーツだ」と彼は言う。

「しかし、この状況は明らかに行き過ぎだ。すべてのドライバー、少なくとも各チームの1人はバクーの後に痛みを感じ、マシンをコース上に留めておくのが難しく、視界がぼやけたと述べている」

「チームの代表者たちは、競争上の優位性を保つために発言内容を操作しようとし、FIAが少なくともマシンをより良い状態にするために迅速な解決策を打ち出そうとするときに政治的駆け引きをしようとするが、それは不誠実な行為だ」

「私はそういうことを言ったんだ」

「メルセデスだけでなく、すべてのマシンがバクーでも、そしてここ(モントリオール)でも、何らかの形で苦しんでいる。クルマが硬すぎるし、バウンシングしてしまっているんだ。それをどういう名前で呼んでいたとしてもね」

「長期的な影響については、まだ判断がつかない。しかし安全上のリスクである限り、バックグラウンドでちょっとした操作をしたり、中国語でささやいたり、ドライバーに説明したりするのは哀れなことだ」

 メルセデスのルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルは、ポーパシングやボトミングの問題について最も声を挙げているが、ウルフは彼らがクルマを速くするために発言していると考えるのは間違っており、レッドブルのセルジオ・ペレスも含め、他の多くのドライバーも同じようにこの状況に不満を抱いていると主張した。

「もちろん、人々は私の立場が誠実かどうかを疑うだろう」とウルフは言う。

「だから、我々だけの問題じゃないと言ってるんだ。もしレッドブルのドライバーが、時速300kmに達した時に問題が起き、ペレスの言うように『ブレーキング時に視界を失うことさえある。あるいはクルマを適切にポジショニングすることができない』と言っているのであれば、それはどうだろう」

「(カルロス)サインツJr.や(ダニエル)リカルド、(エステバン)オコン、(ケビン)マグヌッセンや我々のドライバーたちの言葉に耳を傾けているんだ」

「これはチームの問題ではない。これはグラウンドエフェクト・カーの設計上の問題であり、それが何であれ、このような状況になる前に対処する必要があったことだ」

「クルマ(の相対的なパフォーマンス)が上がったとしても、クルマ特有の空力特性は変わらないんだ」

 
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