ダカール2日目:アロンソに試練。クラッシュで2時間以上をロス
2020年ダカール・ラリー2日目のステージが行なわれ、X-Raidミニを駆るオーランド・テラノバが首位に立った。元F1ドライバーのフェルナンド・アロンソはマシンにダメージを負い、2時間以上のロスとなり、クラス47番手に後退している。
サウジアラビアを舞台に行なわれている2020年のダカール・ラリー。その2日目のステージは、元F1ドライバーのフェルナンド・アロンソ(トヨタ)にとって試練の1日となった。
アロンソはステージ序盤を快走。最初の160kmを走破した段階では、上位勢と互角のペースで走行していた。しかし、岩と激突してしまったことが原因で、彼のトヨタ・ハイラックスは、ホイールとサスペンションに大きなダメージを負ってしまう。
アロンソとコ・ドライバーのマルク・コマは、その場でマシンの修復を敢行。2時間以上を失ったものの、走行を再開することができた。
この日のステージは、全部で6回あるロードブックを使うことができるステージの最初のひとつ。そしてその大半を、地元ドライバーのヤジール・アル・ラジが支配した。アル・ラジは最初の5つのウェイポイントをそれぞれ首位で通過。250kmを走破した段階で6分以上を稼ぎ、初日の遅れを取り戻した。
しかしステージ終盤、アル・ラジは大きくタイムロス。ポジションを落とすことになった。
結局この日のトップタイムは、トヨタのジニエ・デ・ヴィリエとなった。ただデ・ヴィリエは初日に苦戦したことが尾を引いており、総合では6番手である。
総合首位に立ったのは、オーランド・テラノバである。テラノバはジョン・クーバー・ワークス・ラリーチームの4輪駆動のX-Raid ミニを駆り、この日2番手。初日も6番手で走り切っており、総合では2番手に4分43秒の差をつけて首位に立っている。
その2番手につけているのは、カルロス・サインツSr.。彼もX-Raidミニを駆っており、同車が1-2体制となっている。トヨタのナサール・アルアティヤが3番手につけている。
初日最速だったバイドタス・ザラ(X-Raid ミニ)は、この日は首位から19分以上遅れた10番手。総合では5番手に後退している。ダカール・ラリー通算7勝(二輪を加えれば13勝)のステファン・ペテランセル(X-Raid ミニ)は、初日を2番手で終えていた。しかし2日目にはステアリングの問題に苦しみ、ステージ12番手で走破。総合でも8番手となった。ただ首位からは13分17秒の遅れである。
2020年ダカール・ラリー総合順位(トップ10)
Pos. | # | Driver / Co-driver | Car | Time | Gap |
1 | 311 |
Orlando Terranova Bernardo Graue |
Mini | 7h7m36s | |
2 | 305 |
Carlos Sainz Lucas Cruz |
Mini | 7h12m19s | 4m43s |
3 | 300 |
Nasser Al-Attiyah Mathieu Baumel |
Toyota | 7h13m43s | 6m7s |
4 | 315 |
Mathieu Serradori Fabian Lurquin |
Century | 7h14m58s | 7m22s |
5 | 319 |
Vaidotas Zala Saulius Jurgelenas |
Mini | 7h15m47s | 8m11s |
6 | 304 |
Giniel de Villiers Alex Haro |
Toyota | 7h19m40s | 12m4s |
7 | 308 |
Khalid Al Qassimi Xavier Panseri |
Peugeot | 7h20m11s | 12m35s |
8 | 302 |
Stephane Peterhansel |
Mini | 7h20m53s | 13m17s |
9 | 309 |
Yazeed Al-Rajhi Konstantin Zhiltsov |
Toyota | 7h23m41s | 16m5s |
10 | 307 |
Bernhard ten Brinke Tom Colsoul |
Toyota | 7h28m59s | 21m23s |
【動画】2020年ダカール・ラリー2日目ハイライト
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