「ダカールは、美しい」ダニーロ・ペトルッチ、山あり谷ありの前半戦に満足感

元MotoGPライダーのダニーロ・ペトルッチは2022年のダカール・ラリーに参戦。リタイアと競技復帰、ステージ優勝の達成と波乱の展開を経験しつつも、ダカール・ラリーを楽しんでいる。

「ダカールは、美しい」ダニーロ・ペトルッチ、山あり谷ありの前半戦に満足感
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 2021年までロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦していたダニーロ・ペトルッチは、2022年にダカール・ラリーへと参戦している。

 彼はスタート直後からダカール・ラリーの厳しさに直面しながらも、ビバークや、夜明けとともにする起床や、低温での長距離の走行を含めて楽しんでいるようだ。

「時差ボケをリセットしないとね。午前3時に起きて夜8時に寝るなんて、経験がないよ」と、ペトルッチは語っている。

「ダカールは美しいし、夢中になっているよ。実際にやってみると、肉体的にも精神的にもどれほど大変なのかが理解できる」

 ペトルッチのダカール・ラリーは、2日目にマシントラブルが発生し、修復が難しかったことからリタイアを強いられるという、厳しい洗礼を受けることになった。

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 ただ再スタートを切った後は速さを見せ、ステージ5ではライバルへのペナルティも助けとはなったが、初のステージ優勝を記録。MotoGPとダカールのステージ優勝両方を達成する偉業を記録した。

 前半戦の最終ステージとなるステージ6では、転倒を経験し、いくらか怪我を負った状態で休養日を迎えたペトルッチ。すでにランキング外とはなっているものの、彼は完走を目指したいと語っている。


─ご気分は?

「ステージ6で激しくクラッシュしてしまったし、まだ回復してないから休息日を必要としてたんだ。前日にトラックやクルマが通ったルートで、砂の下に大きな段差があって、ロス・ブランチ(MONSTER ENERGY YAMAHA RALLY TEAM)と一緒にクラッシュしてしまった。このアクシデントで肘を5針縫うことになってしまったんだ」

─ステージ6の完走は大変だった?

「痛みがすごくて、ある時点ではもう無理かもと思ったけど、歯を食いしばり続けた。そしてリッキー・ブラベック(MONSTER ENERGY HONDA)たちが来て、一緒に走っていった。全部で500kmは走ったけど、タフだったし、間違いなく厳しい始まりだったけど、前半戦には満足しているよ」

─デビュー戦でステージ優勝ができると期待していました?

「予期していなかったから、感情がぐちゃぐちゃだったよ。それに不思議な感じだった。僕がステージ優勝したと知ったのは、大使館で(紛失した)パスポートの再発行をしているときだったんだ。だからバーチャルな感じがちょっとあるけど、イタリアの皆からの祝福の声はクレイジーだったね。嬉しく思っている」

─ビバークではこの結果はどんな風に実感できた?

「皆の暖かさに驚かされた。でもここではMotoGPのように盛大なセレブレーションは無いんだ。まだレースは先が長い。チームは懸命に作業を続けてくれているからね」

─今の目標は?

「レースを完走することだ。かなり痛みもあるから、当然の事ではないからね」

─ダカールについて一番驚きだったことは何?

「ダカールは挑戦したかった分野だけど、こんなにすぐ競争力があるとは予想していなかった。今はもっと良く準備をして、しっかりとしたポジションを争いたいと思っている。それは難しいことじゃないと思っているからだ」

─ステージ2でのアクシデントを振り返ると痛手でした

「経験が浅かった。ヒューズまでチェックしたけど、色んな要素が組み合わさっていたんだ。メカニックへ電話しようにも紛失していたしね。でも、前を向いているよ」

 
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