KONDO RACING、来年のニュル24時間参戦は困難? 近藤真彦監督に聞く
2023年のニュルブルクリンク24時間は、現状スーパーGTのレースと日程が被っていない。国内のレーシングチームも参加可能な状況となっているが、KONDO RACINGの近藤真彦監督に参戦の可能性を聞いた。
2019年のニュルブルクリンク24時間に参戦したKONDO RACING
皆越 和也
2023年のスーパーフォーミュラとスーパーGTの暫定カレンダーが発表されたが、来年のニュルブルクリンク24時間の開催日(5月18〜21日)とスーパーGTの日程が被らないことが判明。2019年のニュル24時間にNISSAN GT-R GT3 NISMOで初参戦し、いきなり9位入賞を果たしたKONDO RACINGの近藤真彦監督に来年の参戦があるのか尋ねてみた。
「正直分からない。行くということも、行かないということも現時点では決めていないんです。というのも、参戦するクルマ(GT-R)が手元にないんです」
「2019年の参戦車両は今季スーパーGTに新規参戦したBUSOUに譲ったので。まあそれを買い戻したとしても、(今年のBMW M4やアウディR8 Evo2、来年のポルシェ911など)ドイツ車のGT3マシンの性能が向上しているので、正直今のGT-Rでニュルを対等に戦うのは厳しいと思います」
「じゃあ『トップ10狙いで行きます』って参戦2年目で言う言葉ではないし。GT4のクラス(SP10)への参戦も考えたけれど(開発中のZ GT4のことか?)戦闘力がちょっと。それに(SP10クラスであれば)ジェントルマンドライバーを入れないといけないし、ニュルを速く走れるジェントルマンってそう簡単には見つからないでしょう? まさか『じゃあBMWで参戦します』ってわけにもいかないだろうし。難しいね」
ニスモの関係者にも話を聞いたが「コロナの影響を受けちゃいましたね。あのまま継続して参戦できていたら初年度の9位より上の成績が望めたかもしれないけれど、タイミングが悪すぎました」と半ば諦めの表情だった。
なお、STIは井口卓人と山内英輝がスケジュール的に問題なく、来年はニュルに戻れる予定。この場合、2019年同様カルロ・バンダムとティム・シュリックとのカルテットになると予想される。車両のスペックには大きな変化があるとの噂もある。
またTOYOTA GAZOO Racingも複数台での参戦を計画しているようで、こちらも参戦車両とドライバーの発表を楽しみに待ちたい。
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