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アメリカ行きの権利は誰の手に? EXGEL MAXチャンプの第3・第4ラウンドが開催。HRSとコラボしたサマースクールの実施も発表

鈴鹿サーキットの南コースを舞台に、EXGEL MAXチャンプの第3戦と第4戦が行なわれた。各クラスとも、アメリカのレースに挑む権利を手にしたドライバーが決定した。

EXGEL MAXチャンプ

日米交換留学の日本代表に選出されたシニア 澤田龍征(左)とジュニア 今村昂星(右)

写真:: EXGEL Motorsport

 レーシングカートのシリーズ”EXGEL MAXチャンプ”の第3ラウンドと第4ラウンドが、4月11日(土)と12日(日)の2日間にわたって鈴鹿サーキットの南コースで行なわれ、各クラスのアメリカ参戦権取得選手が決まった。

 3月に開幕した2026年のEXGEL MAXチャンプ。それから1ヵ月を経て、第3・第4ラウンドの2レースが開催された。

 この週末は非常に大きな意味を持つ。なぜならば、第4ラウンドが終わった時点でミニMAX、ジュニアMAX、シニアMAXの各クラスでランキング首位に立っていたドライバーに、今年の7月のアメリカ・インディアナ州で開催される『RMC TROPHY FINAL』出場権が授与されるからだ。

 各ドライバーはこのアメリカ行きの切符を目指し、いつも以上に熾烈な戦いを繰り広げた。

■ミニMAX:開幕2戦に続き、ユン・イサックがアメリカ行き。弟らが立ちはだかる

EXGEL MAXチャンプ

EXGEL MAXチャンプ

写真: EXGEL Motorsport

 開幕2ラウンドを2位&優勝で終え、ランキング首位に立っていたユン・イサック。しかし第3ラウンドで立ちはだかったのは、同じクラスに参戦するユン・ダニエルであった。

 ユン・ダニエルは予選総合首位となり、ユン・イサックは7番手。決勝でもユン・ダニエルが速さを継続し、逃げ切ってトップチェッカーとなった。ユン・イサックは徐々に順位を上げて最終盤には弟を追いかける展開となったがオーバーテイクは叶わず。とはいえ開幕2戦に続いてトップ2フィニッシュを果たし、ランキング首位を堅持した。

 翌日曜日に行なわれた第4戦も、ユン兄弟による争いとなった。ふたりは予選プラクティス(QP)では振るわなかったものの、予選ヒートではユン・イサックが首位に立ち、ユン・ダニエルが4番手につけた。

 決勝では加納康裕が首位に立つも、ユン兄弟がこれを交わして1-2体制となった。このふたりのバトルはレース終盤に激化、もし接触などあれば、ここまでトップ2フィニッシュを続けてきたユン・イサックとて、ランキング首位の座を失いかねない状況となった。

 そこに加納が割って入り、お返しとばかりにユン兄弟を攻略。決着がついたのは最終ラップの最終コーナーであった。

 加納が優勝、2位ユン・ダニエル、3位ユン・イサックという最終トップ3……この結果、ユン・イサックがランキング首位を守り、アメリカ行きの切符を手にした。

■ジュニアMAX:柴崎連勝もアメリカに届かず。今村が権利を手に

連勝した柴崎尊

連勝した柴崎尊

写真: EXGEL Motorsport

 今回も大盛況となったこのクラスには40台が出走。ランキング2番手の新橋武が予選2番手、ランキング首位の今村昂星が予選5番手となった。

 決勝ではポールポジションからスタートした柴崎尊が逃げる展開。今村は徐々に順位を上げ、レース終盤には柴崎vs今村の一騎打ちとなった。今村はなんとかオーバーテイクを成功させようと、コーナーで柴崎に何度も並びかける。しかし柴崎は巧みなテクニックでこれを抑え込み、トップチェッカー。今村は2位となった。

 第4ラウンドのQPでは、ランキング首位の今村が8番手、新橋が21番手と出遅れるまさかの展開。その後の予選ヒートでは前日勝者の柴崎が首位に立ち、QPトップだった北村紳が2番手につけた。今村も4番手まで上げた。

 決勝では柴崎は一時ポジションを落とすものの取り返し、再び首位に。そのまま逃げ切りトップチェッカーを受けた。2位藤原迪永、3位ジャクソン・ポーターだった。

 今村は、最終ラップの最終コーナーでオーバーテイクを成功させ、4位に入った。このオーバーテイクが決定打となり、アメリカ行きの権利を手にした。

■シニアMAX:澤田が連勝で3年連続アメリカへ

シニアMAX ラウンド3と4を圧倒的な強さで制した澤田龍征

シニアMAX ラウンド3と4を圧倒的な強さで制した澤田龍征

写真: EXGEL Motorsport

 49台と多くのドライバーが大挙してエントリーしたシニアMAX。多くのドライバーにアメリカ行きの権利が残った状況で、運命の2日間を迎えた。

 ラウンド3の決勝では、この時点でランキング2番手につけていた澤田龍征が、7番グリッドから追い上げ、11周目には首位に。その後は独走状態に持ち込み、そのままトップチェッカーを受けた。ポールポジションスタートの酒井仁が2位となった。

 日曜日のラウンド4は、QPでは澤田が3番手。ランキング2番手の手塚大雅は16番手と出遅れてしまう。

 予選ヒートでは、酒井が前日に続いてトップタイムを記録しポールポジションを獲得。澤田も3番手にまとめた。

 ただ決勝で速さを見せたのは澤田だ。澤田は5周目に首位に立つと、またも独走体制に。植田晴斗が追いすがるもこれを突き放し、連勝を遂げた。

 なお澤田は、日米交換留学制度が発足して以降3年連続でアメリカへの参戦権を手にすることになった。

■EXGEL MAXチャンプとHRSのコラボスクール、今年も開催

HRS×EXGEL MAX CHAMPサマースクール

HRS×EXGEL MAX CHAMPサマースクール

写真: Honda Racing

 昨年に続き、今年もEXGEL MAXチャンプとホンダ・レーシングスクール・鈴鹿(HRS)がコラボレーションしたサマースクールが開催されることが決まった。

 このスクールはEXGEL MAXチャンプに参戦しているドライバーを対象に行なわれるもので、ミニMAX、シニアMAXは各10名、ジュニアMAXは20名の参加を募集する。参加費は無料だが、講師は佐藤琢磨、中野信治、佐藤蓮、野村勇斗という超豪華ラインアップ。4月30日(木)の18時まで、参加申し込みを受け付けている。

 若いドライバーたちにとっては、世界と戦ってきた講師たちの指導を受けられる、またとない機会と言えるだろう。

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