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2019年F1トップ3チーム、戦闘力の推移は? どうなる2020年F1

2019年シーズンのF1、トップ3チームの戦闘力を数値化し、その推移をグラフ化。すると、シーズン終盤には各チームの戦闘力が近付いたことが分かる。2020年はさらなる激戦となるか?

編集: 2020/01/01 0:15

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Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W10, leads Charles Leclerc, Ferrari SF90, Sebastian Vettel, Ferrari SF90, Max Verstappen, Red Bull Racing RB15, and the rest of the field on the opening lap

 2020年が幕を明けました。皆様、明けましておめでとうございます。本年も、motorsport.com日本版をよろしくお願い申し上げます。

 さて2020年のF1は、現行レギュレーション下で最後のシーズンとなります。2021年からはレギュレーションが大変革を遂げ、マシンの見た目も大きく変わる予定です。またそれに伴い、勢力図も変わるかもしれません。

 現在のレギュレーションは、2014年に導入されたモノ。この期間中ずっと強さを誇ったのはメルセデスでした。しかし2019年シーズンにはフェラーリとレッドブル・ホンダが差を詰め、特にシーズン後半は三つ巴という状況でした。

 プレシーズンテストで速さを見せたのはフェラーリ……しかし開幕戦オーストラリアGPを制したのはメルセデスで、その後第8戦フランスGPまで連勝を続けました。しかし、メルセデスが絶対的に強かったかと言われれば、そうでもありません。

トップ3チーム戦力数値推移グラフ

トップ3チーム戦力数値推移グラフ

Photo by: Motorsport.com / Japan

 上位3チームのパフォーマンスを数値化(上記グラフ参照)すると、開幕からの8戦でメルセデスが最速だったのは6戦。アゼルバイジャンGPではフェラーリが、モナコGPではレッドブルが最速だったことになります。しかもバーレーンと中国でも、フェラーリとレッドブルは僅差。その差は0.2%前後というものでした。ただスペイン、カナダ、フランスは、メルセデスが圧倒的強さを誇っていたというのは事実です。

 メルセデスが2019年に初めて敗れたのはオーストリアGP。灼熱となったコンディションに苦しめられたのが主な原因だったと言われています。勝ったのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンでしたが、このグランプリで最速だったのは、実はフェラーリでした。実際、フェラーリのシャルル・ルクレールは、レースの終盤まで先頭を走り、勝利のあと一歩手前というところまで迫っていました。

 フェラーリが急激な進歩を遂げたのは、夏休み明けのベルギーGPからだと言われていますが、数値から見ればこのオーストリアGPから、メルセデスとの差が縮まり始めています。それまでは1%前後の差があったのですが、ここオーストリア以降はほぼ0.6%以内の差になり、ベルギーGP以降は大きくとも0.2%程度という差になり、そのままシーズンを終えました(アブダビGPは少し遅れましたが)。

 レッドブル・ホンダは、シーズンを通じてメルセデスやフェラーリとは差がありました。ただモナコやハンガリーなど、長いストレートの少ないストップ&ゴータイプのサーキットでは、最も速いマシンだったことがグラフからも分かります。

 シーズン後半にはその戦闘力が安定して向上。メキシコやブラジルといった、それまでとは違ったタイプのコースで速さを見せました。その一方でメルセデスの戦闘力が低迷。ここにフェラーリの速さが加わったことで、シーズン終盤の激戦が繰り広げられたのです。

 さて年が明けた2020年。トップ3チームが抜け出すのはおそらく間違いないでしょうが、2019年のシーズン後半に戦闘力が収束していったことを考えれば、さらなる激戦となりそうです。しかもレギュレーション改訂前最終年。2021年以降のF1マシンは1周あたり3.5秒遅くなると言われているため、ある意味2020年シーズンは”速い”F1を見る最後のチャンスとなるかもしれません。今のF1は、史上最も速いマシン。今年も、多くのコースレコードが更新されることでしょう。

 2020年のF1も、ぜひお楽しみください。まずは2月に発表される各チームのニューマシンが待ち遠しいところです。

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