F1サウジアラビアGP FP3:速さを取り戻したレッドブル。そして角田期待の4番手! 課題はソフトタイヤの”ウォームアップ”

F1サウジアラビアGPのフリー走行3回目が行なわれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイム。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)も4番手に入り、予選への期待が高まった。

F1サウジアラビアGP FP3:速さを取り戻したレッドブル。そして角田期待の4番手! 課題はソフトタイヤの”ウォームアップ”

 F1第20戦サウジアラビアGPのフリー走行3回目が行なわれ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムを記録。アルファタウリの角田裕毅が4番手と好位置につけた。

 ジェッダ市街地コースを舞台に行なわれているF1サウジアラビアGP。そのフリー走行3回目が12月4日の現地時間17時から行なわれた。セッション開始時のコンディションは、日没間近という段階であり気温29度、路面温度36度というモノだった。

 トップタイムを記録したのは、レッドブル・ホンダのフェルスタッペン。フェルスタッペンは1セット目のソフトタイヤで10周を走り、その最後のアタック(4アタック目)で自己ベストを更新した。ここからすると、タイヤの温まりが悪いのではないかと思われた。

 フェルスタッペンは2セット目にもソフトタイヤを履き、その1アタック目で自身が持っていたベストタイムを更新。続く2回目のアタックでも自身のタイムを更新し、これがこのセッションのトップタイムとなった。

 チームメイトのセルジオ・ペレスも、ソフトタイヤを2セット使い、3番手。レッドブルの2台は走れば走るほどペースが上がっていくという状況であり、タイヤのデグラデーションが非常に小さいことが伺える。

 2番手につけたのは、フェルスタッペンのライバルとも言えるメルセデスのルイス・ハミルトンだった。メルセデス勢は1セット目のタイヤにハードタイヤを選択。初日にハードタイヤを使っていなかったメルセデスとしては、これは今週末初めてのハードタイヤでの走行となった。

 そんな中ハミルトンは、セッション序盤から速さを見せたが、フェルスタッペンに先行されてしまう。

 ハミルトンはソフトタイヤに履き替え、ハードタイヤでのタイムをあっさり塗り替えるのではないかと思われた。しかしハミルトンはなかなか苦労し、ハードタイヤでのタイムを更新できぬままセッション終了。チームメイトのバルテリ・ボッタスも同様にソフトタイヤでタイムを更新することができておらず、メルセデス勢としてはソフトタイヤの扱いに苦労している感がある。予選に向けては、それが不安材料となるかもしれない。

 初日はメルセデスが圧倒していた感があったが、土曜日になってレッドブルの方がペースアップしてきた印象。予選から激戦になりそうな予感である。

 なおハミルトンは、後方からアタックで接近してくるニキータ・マゼピン(ハース)に気付かず、あわや接触というシーンもあった。

 このトップ2チーム、3台に次ぐ4番手でフリー走行3回目を終えたのは、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅だ。アルファタウリ勢は角田、ピエール・ガスリー共々、1セット目にはミディアムタイヤ、2セット目にはソフトタイヤを選択。ミディアムタイヤでの走行時から上位タイムを記録していたが、ソフトに履き替えると角田がペースアップ。ペレスから0.013秒という僅差の4番手となった。

 6番手ボッタスを挟み、7番手8番手にはフェラーリ勢。コンストラクターズランキング3番手を争うライバルであるマクラーレン勢(10番手&14番手)に差をつけた感がある。その後方にはここ数戦好調なアルピーヌ勢とアルファロメオ勢が続くという結果となった。

 このFP3の総評としては、ソフトタイヤでのアタックが難しい可能性があるということ。ただ、レッドブル勢を始め、ウォームアップに2周を費やすなど、しっかりとタイヤを暖める作業を行なっていたチームがいくつか散見されていた。出来上がったばかりの路面で、どうソフトタイヤを作動させるかが、予選でのキーポイントとなろう。

 またコース幅が狭い上、ブラインドとなっているコーナーも多く、チームからの指示やコースマーシャルによるフラッグの掲出が遅れると、大きな事故に繋がる可能性もあるということが、ハミルトンとマゼピンの一件からも見てとれた。

 さらにコース幅が狭いということで、特に全20台が一斉にアタックする予選Q1では、トラフィックが問題となることは必至。しかもタイヤのウォームアップに2周を要することとなれば、トラフィックは激しさを増すことになるだろう。どのタイミングでコースインするのか、その適切な判断が強いられそうだ。

 F1サウジアラビアGPの予選は、この後日本時間5日(日)午前2時から行なわれる。

 
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