高速ジェッダ、パワーの重要度はそれほど高くない? レッドブル代表「我々にとっては励みになる」
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、サウジアラビアGPの舞台であるジェッダのコースは、想定よりもエンジンパワーが重視されないコースだと感じたようだ。
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、F1第21戦サウジアラビアGPの舞台である、ジェッダ・ストリートサーキットは想定よりもパワーの重要度が低いサーキットだと感じたようだ。
直近の数レースで、圧倒的な速さを見せてきたメルセデス。特にサンパウロGPでは、ルイス・ハミルトンがスプリント予選レースを最後尾からスタートしながらも、猛烈な勢いで挽回し、優勝を飾っている。
サウジアラビアGPが開催されるジェッダのコースは、1周のうち4分の3以上がフルスロットルでの走行となる。それだけに、パワーが重要なコースだと予想されており、メルセデスが再びそのアドバンテージを発揮するのではないかと見られている。
実際FP1、FP2共にハミルトンがトップタイムをマーク。タイトル争いのライバルであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はその後塵を拝し、FP2では0.195秒差の4番手に甘んじた。
しかしレッドブルのホーナー代表は、コースが予想以上にタイトだったため、エンジンパワーはそれほど重要ではないと、グランプリ初日を終えて語った。
「コーナーが少しタイトだ。我々が考えていたほど、馬力重視ではない。それが励みになっている」
「2台のマシン、ふたりの間にコンマ1~2秒の差があることが分かる。このタイプのサーキットでは、そのくらいのタイムは縮めることができるから、我々にとっては本当に励みになる」
レッドブルはサンパウロGPで、メルセデスのリヤウイングの設計に疑問を呈した。ストレートスピードに大きな差ができていると指摘し、2週間前のカタールGPでは抗議を行なうことも示唆していた。
FIAはカタールGPでリヤウイングの追加チェックを導入。レギュレーション的には、この”実態調査”的なチェックによってペナルティが出るわけではないが、これにレッドブルは満足しているようだ。
「カタールで新しいテストが導入されてから、スピードが収束してきたと思う」
ホーナーはサウジアラビアGPの金曜日、そう語った。
「今日も、スピードは非常に似通っていた。今週末と、来週末もそうであることを願っている」
フェルスタッペンは、フリー走行でハードタイヤでの走行を重視。しかしソフトタイヤに変更してからは、タイヤを機能させるのに苦しんだ。本人もそれを認め、「いくつかの変更がうまくいかなかった」とコメントしている。
ホーナー代表は、これはレッドブルだけの問題ではなく、解決できればさらにパフォーマンスを引き出せると考えている。
「ハードタイヤでは非常に強力だと感じている。タイヤをソフトなコンパウンドにするほど、スイッチを入れてパフォーマンスを引き出す上で、タイヤは歌姫のように(気難しく)なるんだ」
「今夜、アウトラップや準備のやり方など、様々な分析が行なわれるだろう」
「コメントを聞いていると、それは我々だけの問題ではないようだ。他の人たちもマシンを適切なウインドウに持っていくのに苦労していたみたいだ」
「しかしそれを解決できれば、多くのパフォーマンスを引き出すことができるだろう」
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