フロントウイングのフラップが消えた! フェラーリのシェイクダウンでアクティブエアロ稼働を初披露
フェラーリがフィオラノで行なったシェイクダウンで、2026年からF1に導入されるアクティブエアロが使用されている様子が初めて明らかとなった。
写真:: Federico Basile | AG Photo
フェラーリは、フィオラノで新車SF-26をシェイクダウンしている中で、アクティブエアロダイナミクスの使用。2026年のレギュレーション変更で導入された新機能を公に使用した最初のチームとなった。
新レギュレーションでは長らく使われてきたDRSが廃止され、アクティブエアロダイナミクスに置き換わる。これによりドライバーは全ストレートでフロントウイングとリヤウイングの両方を稼働させ、ダウンフォースを減らすことができる。そのためこれまでとは異なり、フロントウイングのフラップをアクティブ稼働させる必要がある。
昨年12月のアブダビテストでは、メルセデスが大きなチューブのついたフロントウイングを持ち込んでいたが、今回のフェラーリのシェイクダウンではフェラーリが実戦に近い形で前後ウイングのフラップを稼働させている姿が明らかとなった。
とはいえ、シェイクダウンは主に低速で、クルマの全体的な機能を確認するためのテストであるため、高速走行時にシステムが動作するのを見るにはもう少し待たなければならないだろう。
F1の公式Xに投稿された映像では、ルイス・ハミルトンがドライブしているSF-26の前後ウイングフラップが稼働。リヤウイングはDRSで見慣れているようにフラップが上に持ち上がるが、フロントウイングはフラップが完全に倒れており、見た目にも大きく変化している。
ただこのアクティブエアロは、DRSのように追い越しを促進するためのデバイスではなく、前のマシンとの車間距離が1秒未満である必要はない。そのため、シーズン中にフラップが稼働するのを目の当たりにする回数は数え切れないほどになるだろう。
アクティブエアロはコーナーモードとストレートモードという2つの状態に分かれ、各サーキットにおいてFIAが事前に定めた特定のエリアでストレートモードが利用可能となる。そのエリアでドライバーが操作することでフラップが稼働。空気抵抗とダウンフォースを下げ、スピードを引き上げる。
ドライバーがコーナーに近づき、ブレーキをかけるためにスロットルを離すとすぐにコーナーモードに戻り、フラップが戻り、安定性が最大限に高まる。
各チームの課題は、前後のフラップを制御するアクチュエーターを設置するだけではなく、コーナーモードでは最大限のダウンフォースを発揮し、ストレートモードで効率的に空気抵抗を削減できるよう、パーツをデザインする必要がある。
また、ストレートモードからコーナーモードに戻った際、できるだけ早くダウンフォースを発揮できるように気流をコントロールすることが、ブレーキング時やコーナー進入時にドライバーが最大限の安定性を享受するために不可欠だ。
圧縮比の問題が開幕前から物議を醸している2026年のレギュレーションだが、アクティブエアロも攻略が必要な要素であることは間違いない。
Avec Ruben Zimmermann
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