ベアマンはフーリガン? オコンが明かす、過激な挑戦への情熱「これまでのチームメイトでもっとも良い関係」
エステバン・オコンは、今季からハースF1に加入したことで、チームメイトとの関係はキャリア最高になったと語る。
Esteban Ocon, Haas F1 Team, Oliver Bearman, Haas F1 Team
写真:: Simon Galloway / LAT Images via Getty Images
エステバン・オコンは、アルピーヌ時代よりも健全な働く環境を求め、ハースF1入りを決めた。そのオコンはハース加入から半年が過ぎ、結果とチーム内の雰囲気の両面で、移籍の成果が上がっていると語る。
アルピーヌではピエール・ガスリー、フォースインディアではセルジオ・ペレスといったチームメイトと組んできたオコン。しかしいずれの関係も、うまくいったとは言い難い。しかし今では、オリバー・ベアマンと共に仕事をすることを、心から楽しんでいるとオコンは語る。曰く、ふたりのレースかける情熱と、政治的な駆け引きがないことが、その関係性の基盤になっているという。
「僕らには、少し似た情熱があるんだ」
オコンはそうmotorsport.comに対して語った。
「ただ、彼はフーリガンみたいなところがあるんだ! 若いからこそ、色々なことを経験している。たとえばグッドウッドでは、誰が一番良いスリックタイヤを持ち帰れるか……そんなチャレンジがあったんだ」
オコンが言うチャレンジとは、ウエットタイヤをバーンアウトして摩耗させ、スリックタイヤのようにしてしまうというもの。結果的にベアマンがそれに勝利したわけだが、オコンからすれば考えられないような手法で、ベアマンはそれを成し遂げたという。
「彼はギヤボックスのコンピュータを操作して、とんでもないことをする方法を思いついたんだ。時速30kmで走っている時に、後輪を7速まで上げたんだ」
「僕にはあんなことをする勇気はなかった! 時速30kmでも、後輪が280kmで回っていたら、マシンはおかしな動きをする。あれを見るのは、とても面白かったね」
ハースのチーム代表である小松礼雄も、ふたりのドライバーの関係性を賞賛。ベルギーGPの際には、オコンがチームオーダーを受ける前に、ベアマンを先行させたことをその一例として挙げた。イギリスGPの際にはふたりがコース上で同士討ちしてしまうという事例もあったが、レース後即座にふたりと小松代表がしっかりと話し合ったことで、その後問題にはならなかった。
「そのことについては考えていなかったけど、実は良い指摘だと思うね」
イギリスGPでのベアマンとの接触、そしてその後関係性が悪化しなかったことについて尋ねられると、そう語った。
「それは、僕らの間では非常に率直で正直な態度を取っているからこそできるんだ。レース後すぐにアヤオと話し合い、様々な状況、あの状況を避けるためにどうすべきだったか、コーナーのどの部分でもっと注意すべきだったかなどを話し合った」
「根本的な部分は変わっていない。ああいう状況で何ができるかを、少しだけ深く理解できたということだけだ」
「オリーとの関係は変わらない。彼とは、これまでのチーム名との仲で一番良い関係を築けていると思う」
「僕らは本当にとても仲が良くて、チーム内やコース上でそういう雰囲気があるのは嬉しい。チームのボスともそうだ。ボスの中には、エンジニアリングルームで何が起きているのか、全く分かっていない人もいるからね。でも僕らはみんな団結している。それはとっても良いことだ」
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