F1 エミリア・ロマーニャGP

スタート直後の”絶品オーバーテイク”が、フェルスタッペン圧勝の鍵だった。レッドブルのホーナー代表感服「あれが勝敗の分かれ道だった」

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、エミリア・ロマーニャGPでのマクラーレン勢の失速に驚いたようだ。

Ben Hunt Filip Cleeren

編集: 2025/05/19 9:12

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Max Verstappen, Red Bull Racing, Oscar Piastri, McLaren

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、F1エミリア・ロマーニャGPでマックス・フェルスタッペンがスタート直後にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)をオーバーテイクしたことが、勝利へのターニングポイントになったと賞賛した。

 2番グリッドのフェルスタッペンは、スタート直後の複合コーナー”タンブレロ”でポールスタートのピアストリを豪快にオーバーテイクし首位に浮上。その後はバーチャル・セーフティカー(VSC)とセーフティカー(SC)が1回ずつ出されたレースをコントロールし、首位をキープ。そのままトップチェッカーを受けた。

 フェルスタッペンはこれで今季2勝目。25ポイントを積み重ね、ランキング首位ピアストリとの差を22ポイントに縮めた。

 今季ここまで苦しい戦いを強いられてきたレッドブル。しかし今回の完勝劇に、ホーナー代表は安堵の表情を浮かべた。そのホーナー代表は、今回の勝利はチームの士気を高める重要な1勝だったと語った。

「スタート自体はまあまあだった。しかし最初のコーナーでオスカーは、ジョージ・ラッセル(メルセデス)に集中していたのかもしれない。それで彼は、ほんの僅かな隙間を残してしまった。マックスはそこを突いて前に出た。そこは、勝つか負けるかの別れ道だった」

「彼は隙間を見つけると、特にそれが決定打となるような状況では、非常に優れた走りを見せる」

「その後は、差を広げるだけのペースがあった。タイヤのデグラデーション(性能劣化)に対する余裕も確保することができ、マクラーレン勢よりも良い状態だと分った」

「その後、VSCが宣言された。それはレース中盤の絶好のタイミングだった。そしてSCも出動し、上位勢にとってはフリーストップ(順位を落とさずにピットストップすること)の機会となった」

「しかしマックスは常にペースを維持していた。彼は対応力も優れていた。後方からプレッシャーをかけられるようなことは一度もなかった。素晴らしいパフォーマンスだったね。総じて、非常にポジティブな(チームのF1参戦)400回目のグランプリとなった」

 一方でホーナー代表は、フリー走行ではマクラーレン勢が圧倒的な速さを見せていたため、それを覆すことができたのは驚きだったとも語った。

「マクラーレンのパフォーマンスが不足していたのには、驚いたね」

 そうホーナー代表は言う。

「予選では、マシンを非常に良い状態にすることができたし、マックスもマシンのバランスにつてポジティブに感じていたし、リヤに頼ることができた。これは確かにプラスとなる材料だった」

「金曜日にはマクラーレンのロングランは非常に速そうに見えた。しかし今日のレースで我々が見せたようなペースは、昨年のブラジル以来のことだと思う。ただブラジルでは完全なウエットコンディションだった。マクラーレンを引き離し、デグラデーションの面でも凌駕するペースを発揮できたのは、随分と久しぶりだ」

「これは非常に励みになる結果であり、舞台裏での努力が実った素晴らしい結果でもある」

「全体的にはグリップが改善し、マシンに関する理解も進んできている。技術チームは、その点において懸命に取り組んできた」

「とてもポジティブな週末だった。少しずつ勢いがついてきていると思う。シーズンのこの段階では、とても重要なことだ」

 今季ここまでは、マクラーレン勢がシーズンを席巻するとの見方が強かった。しかし今回イモラでフェルスタッペンが見せたペースが今後も持続するのであれば、ランキング上でもマクラーレン勢を逆転するのは不可能なことではない。

 今シーズンの行方は、まだまだ分からない。

関連ニュース:

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 鈍亀メルセデスF1、昨年からの“ニガテ分野”は変わらず。ラッセルは暑いイモラで「死ぬほど遅かった」と痛烈批判

次の記事 ルクレール、6位まで挽回も……予選Q2落ちの落胆は消えず「現状はとても受け入れられない」

More from

Ben Hunt



アウディF1へと生まれ変わるザウバー、新体制で基盤が強化。久々表彰台の「イギリスでは一体感を感じた」将来的な上位争いも夢じゃない?

F1

F1

イギリスGP

2025/07/17

アウディF1へと生まれ変わるザウバー、新体制で基盤が強化。久々表彰台の「イギリスでは一体感を感じた」将来的な上位争いも夢じゃない?



キャデラックF1は月を目指す? NASA式のチームモデルで英・米のダブル拠点のメリットを最大限活用へ

F1

F1 2025/07/03

キャデラックF1は月を目指す? NASA式のチームモデルで英・米のダブル拠点のメリットを最大限活用へ



大物俳優とF1のコラボが止まらない。キアヌ・リーブスが新規参戦キャデラックのドキュメンタリー出演へ

F1

F1

オーストリアGP

2025/07/03

大物俳優とF1のコラボが止まらない。キアヌ・リーブスが新規参戦キャデラックのドキュメンタリー出演へ

More from

レッドブル



レッドブルのマシン劣化問題に解決の糸口「改善できる領域を具体的に特定できるようになってきた」しかし来季の完全解決はない?

F1

F1

アゼルバイジャンGP

10 時間前

レッドブルのマシン劣化問題に解決の糸口「改善できる領域を具体的に特定できるようになってきた」しかし来季の完全解決はない?



復帰戦でいきなり3位のハジャーを、レッドブルも称賛。“激情型”から卒業して精神的にも成熟?「さまざまな面で成長している」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

21 時間前

復帰戦でいきなり3位のハジャーを、レッドブルも称賛。“激情型”から卒業して精神的にも成熟?「さまざまな面で成長している」



アイザック・ハジャー、復帰戦で3位獲得「初めての自分のペースで表彰台。超嬉しい」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

1 日前

アイザック・ハジャー、復帰戦で3位獲得「初めての自分のペースで表彰台。超嬉しい」

最新ニュース



グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう

スーパーフォーミュラ

SF スーパーフォーミュラ 27 分前

グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう



ホンダMotoGP、レッドブルが3年ぶりスポンサー復帰へ。新加入クアルタラロはモンスターと離縁

MotoGP

MGP MotoGP 1 時間前

ホンダMotoGP、レッドブルが3年ぶりスポンサー復帰へ。新加入クアルタラロはモンスターと離縁



留まる所を知らぬF1人気。マクラーレンが売上10億ドル突破? 海外報道される

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

5 時間前

留まる所を知らぬF1人気。マクラーレンが売上10億ドル突破? 海外報道される



元レッドブル代表のフェラーリ入り、噂は絶えず。バスール代表は意に介さず「彼は仕事を探している……あらゆる場所でね」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

5 時間前

元レッドブル代表のフェラーリ入り、噂は絶えず。バスール代表は意に介さず「彼は仕事を探している……あらゆる場所でね」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録