角田裕毅、予選大失敗から復活10位入賞。しかし満足なし「入賞は良かったけど、あのクラッシュの瞬間は鮮明に覚えています」
F1エミリア・ロマーニャGPの決勝で角田裕毅(レッドブル)は10位入賞を果たしたが、前日のクラッシュのことをまだ大いに気にしているようだ。
Car of Yuki Tsunoda, Red Bull Racing
写真:: Franco Nugnes
レッドブルの角田裕毅は、F1エミリア・ロマーニャGPの決勝レースで10位入賞を果たした。予選でのクラッシュによりピットレーンからスタートしたものの、なんとか挽回しポイントを獲得。しかし予選でのミスを、未だに悔いていると語る。
角田はエミリア・ロマーニャGPの予選Q1最初のアタックでコントロールを失い、マシンが横転するほどの激しいクラッシュを喫した。このためチームは、モノコックやパワーユニットを交換……ほとんど一からマシンを組み立て直して、角田を決勝レースに送り出した。
角田は決勝でペース面で苦しんだものの、セーフティカーなどに助けられて10番手まで挽回。最終盤にはフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)に執拗なプレッシャーをかけられたもののなんとかこれを抑えきり、10位でフィニッシュ。貴重な1ポイントを手にした。
角田はチームが前進していることに満足しつつも、予選でのクラッシュを今も悔いている。
「チームは良い進歩を遂げたと思います。でも僕自身は昨日大きなミスを犯してしまい、とても悔しいです」
角田は決勝レース後にそう語った。
「少なくとも、チームに貢献できたのは良かったです。夜の間に、やらなければいけなかった作業は膨大なモノでした。その結果として、何もないよりは幾分マシです」
角田はクラッシュしたことにより、まだまだレッドブルの今季マシンRB21を理解し切れていないことを悟ったという。
「あのクラッシュは、自信を持つのに全くプラスにはならなかったと思います。まだ学びの段階です。あのクラッシュで、自分がまだこのマシンのことを全く理解していないことに気付きました」
そう角田は言う。
「正直に言うと、あのクラッシュの瞬間は今でも鮮明に覚えています。コーナーにターンインしたところから、全てが予想外の動きでした。あの動きは、初めて体験しました」
「時には一歩下がって、徐々に自信をつけていく必要があります。こういう環境では、ついつい無理をしてプレッシャーをかけてしまいがちですが、自分自身のことを見つめ直す必要もあります」
「レースで自信をつけることができたのは嬉しいです。確かに進歩し続けていますけど、まだまだ改善の余地はたくさんあります」
自身のミスの翌日、気持ちを切り替えて臨むのは大変だったかと尋ねられた角田は、こう語ってインタビューを締め括った。
「特にああいうことの後はそうですね。僕自身、受け入れ難い経験でした。前には進んでいますが、まだ何かが頭に残っています。フラストレーションを感じています」
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