フェルスタッペン、初タイトル獲得でさらに速くなる? アロンソ&ベッテル「プレッシャーは少なくなる」
フェルナンド・アロンソは、2021年に初のタイトルを獲得したマックス・フェルスタッペンについて、よりプレッシャーを感じずにレースができると考えている。
写真:: Mark Thompson
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、過酷なタイトル争いの末にルイス・ハミルトン(メルセデス)を破り、2021年のチャンピオンを獲得した。
2005年と2006年にルノーで2度チャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソ(現アルピーヌ)は、フェルスタッペンが王者として臨む今シーズン、プレッシャーは増すと思うかと訊かれると、アロンソはむしろプレッシャーは減るはずだと語った。
「どちらかというと、自分の夢のひとつを達成したことでプレッシャーが減るだろうね」
「だから、一度世界チャンピオンになったことを自覚してレースに臨むと、これからはもっと楽しくなると思う」
「常により多くのタイトルを目指して戦い、2度目のチャンピオンを目指すものだ。だけどどちらかといえば、彼のプレッシャーは減るはずだ」
アストンマーチンのセバスチャン・ベッテルは、レッドブル時代の2010年に初タイトルを獲得。そこから黄金時代を築き、4年連続のチャンピオンに輝いたが、初タイトル獲得により「肩の荷が下りた」ものだと、アロンソの意見に同意した。
「僕にとっては随分前のことだ。でもそれがブーストになったことを覚えている。ある意味、肩から大きな荷が下りたような気がした」と、ベッテルは語った。
「世界チャンピオンとしてシーズンをスタートするのは、とてもいい気分だ。自分のマシンにナンバー1がついているのだから、それは特権だ。誰もがそのようなポジションに立ちたいと思うだろう。ひとりしかいないんだから」
「僕はそれを重荷だとは思わなかった。どちらかといえば、後押しになった。だから、彼も同じように感じると思うけど、人はそれぞれ違うものだからね」
フェルスタッペンとレッドブルは、2028年までの長期契約を結び、盤石の布陣を固めた。プレシーズンテストで速さを見せたレッドブルが、レギュレーションが変わった新時代もトップチームとして君臨するのか。少なくともフェルスタッペンは、さらに成熟したドライバーとしてチームを引っ張っていくだろう。
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