41歳フェルナンド・アロンソ、F1現役はまだまだ続く? 引退が来るのは”100%発揮”できなくなった時
2度のF1チャンピオンであるフェルナンド・アロンソは今後、アストンマーチンで勝つチャンスがなかったり、自分が100%の状態でドライビングができないと感じたなら、F1現役を続けるつもりはないと語った。
写真:: Carl Bingham / Motorsport Images
F1で2度チャンピオンに輝いているフェルナンド・アロンソは、今後F1で100%の力を発揮できない状態になれば、現役を続けるつもりはないという。
アロンソは2018年限りで一度F1を離れ、WECやインディ500,ダカールラリーといった別シリーズへの挑戦をして2年間を過ごした。その後、2021年にアルピーヌからF1へ復帰し、2023年からはアストンマーチンへ移籍することになった。
41歳のアロンソは現役ドライバーの中で最年長となっているが、彼はアストンマーチンへ移って現役を続けるのも、チームのトップへ挑むためのプロジェクトを信頼しているからであり、その確信がなければアストンマーチンでキャリアを継続することはなかっただろうと話した。
「いや、僕ら(アストンマーチン)がチャンスを掴むことができると確信できていなければ、僕も受け入れなかったと思うし、続けていなかったと思う」
アロンソはそう語った。
「1%のチャンスなのか、10%のチャンスなのかは分からない。でも僕はチャンスがあると信じているから続けるんだ」
「2023年に、アストンマーチンがそのギャップを無くすことは非現実的だとは思う。だけど必要な基礎を築いて、将来のクルマのベースを定めて周囲の人々とより良く働いていくことが必要だ」
「F1はとても競争が激しいところだから、チャンピオンになるためには、何か特別なモノをもたらす必要がある。僕のほうからは“特別なモノ”を持ち寄る準備はできているし、チームにもその準備はあると僕は期待しているんだ」
Fernando Alonso, Aston Martin AMR22
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
アロンソはアストンマーチン加入にあたり複数年契約を締結し「今後2~3年は確実にF1に留まるだろう」と語っていた。一方で、今後どれだけ長くF1に留まるかは、自分がどれだけ100%の力を発揮できるか次第になってくるかだろうとも語っている。
「僕は1年毎に考えていくと思う」
「どうかな……(2021年に)僕は100%じゃなかったかもしれない。そして、そんな走りが何シーズンも続いていたら……外野から見て大丈夫でも、自分自身に満足できなくて辞めてしまっていたかもしれない」
「そして、2022年に関してはとても誇りに思っている。結果がどうあれ来年も続けるつもりだし、チームに何をもたらすことができるのかもわかっている。だから絶対とは言わないけど、2~3年は確実だと思う」
なおアストンマーチンに加入して、どういった部分で貢献できると思うかと問われた時に、アロンソは次のように答えている。
「自分が違いを生み出せると確信している領域は、経験やストラテジーに関する考えや決断のように、レースにおける重要な瞬間に関してだね」
「これはドライビング能力の問題じゃないんだ。そこについては僕ら皆が高い能力を持っていると思う。それ以上に、頭脳やそういった事柄のコントロールが重要なんだ」
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