アルピーヌ、離脱決定ピアストリとのリザーブ契約の早期解消を検討。F1オランダGP終了後に決定予定
アルピーヌは、オスカー・ピアストリのリザーブドライバー契約を早期に終了させるかどうかを、F1オランダGP終了後に判断するとしている。
契約承認委員会(CRB)の決定により、マクラーレンからのF1デビューが発表されたオスカー・ピアストリ。現在もジュニアカテゴリーを通して所属してきたアルピーヌで、公式リザーブドライバーとしての仕事を続けている。
ただピアストリは来季マクラーレンからF1を走ることが決まっており、アルピーヌはF1第15戦オランダGP終了後に、早期の関係解消について検討すると明かした。
アルピーヌにしてみれば、彼を引き留め、チームの技術的な進歩に関して情報を共有する利益はない。仮にピアストリのリザーブ契約を早期解消した場合、彼は完全なフリーエージェントとなり、来年に向けてマクラーレンでの仕事を早くから始めることも可能になる。
そうした状況について尋ねられたアルピーヌのオットマー・サフナウアー代表は、次のように答えている。
「彼はオランダGPも我々と一緒にシミュレータ作業を行なっており、週末を通して続けられる予定だ」
「土曜日と日曜日の2日間しか残っていない。そして月曜日には、彼と共に今後どうするかを決めることになる」
「月曜日に決めるつもりだ。その時に決める。ここで考えたくはない。(今は)それ以上に考えるべきモノがあるからね」
Otmar Szafnauer, Team Principal, Alpine F1, Pat Fry
Photo by: Carl Bingham / Motorsport Images
またサフナウアーは、CRBの前にはアルピーヌがピアストリの契約における優先権を持っていると自信を見せていた。しかしヒアリングでマクラーレンの証言を聞き、そのスタンスが変わったという。
「その場に臨むにあたり、相手方の主張を全て知っていた訳ではないのだ」とサフナウアーは言う。
「周知の通り、4日もかかったのだ。双方から良い意見交換が行なわれたよ」
「終了直後は(意見が)50/50だったと思う。でも結果的には、我々に有利な裁定は下されなかった。どちらにせよ、それを受け入れるつもりだったがね」
ピアストリが語った”奇妙な”瞬間
ピアストリのF1デビューが契約問題に発展したのは、アルピーヌが離脱が決まったフェルナンド・アロンソの後任としてピアストリの起用を発表したことがキッカケだった。
マクラーレンと水面下で正式な契約を交わしていたピアストリにとっては寝耳に水。ソーシャルメディアでその内容を否定した。
CRBにより契約問題が鎮火し口を開いたピアストリは、アルピーヌ側にはチームに残留しない旨は伝えていたという。
ピアストリが離れることを聞かされていながら、なぜアルピーヌは発表に踏み切ったのか。そう尋ねられたサフナウアーは次のように答えた。
「その時点ではオスカーと話し合いをしていた。彼との契約上の取り決めは有効であり、CRBに持ち込まれる可能性はないという見解だった。それが理由だ」
サフナウアーはベルギーGPで、ピアストリがチームでシミュレータ作業を行なっている際に、アルピーヌでの起用を告げたと明かしていた。後にその状況について語ったピアストリは、離脱を知らない他のチームメンバーの前で起きた気まずい瞬間は「奇妙だったし、正直気分の良いモノではなかった」と表現している。
当時の状況について説明を求められたサフナウアーは次のように語る。
「私から言えることは、以前も言った通り、オスカーがシミュレータにいて、彼のシミュレータセッション終了後に、(起用に関する)プレスリリースについて彼に告げて、祝いの言葉をかけた。そして彼は笑顔で『ありがとう』と言った」
「その時に何人かいたかって? いや、私とシミュレータの技術者が、たまたま同じ部屋にいただけだ」
「でもシミュレータを見たことがあるなら分かるだろうが、かなり大きな部屋なのだ。ここ(ザントフールトの記者会見場)と同じくらいの大きさだ」
「あの部屋には我々3人がいた。集団でいた訳ではない。奇をてらった訳でもないし、彼は笑顔で『ありがとう』と言ったのだ」
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。


Top Comments