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アンドレッティはF1にとって“招かれざる客”なのか? 一部の懐疑的な声に反論「我々はF1に利益をもたらせるのに!」

マイケル・アンドレッティは、自身のF1参戦計画に一部のF1チームが否定的な反応を示していることに驚いているようだ。

Michael Andretti

写真:: Simon Galloway / Motorsport Images

 インディカーチームのアンドレッティ・オートスポートを率いるマイケル・アンドレッティは現在、2024年のF1参戦に向けてFIAにエントリー申請を行なっている。そして4月には回答を得て、準備を進めたいと考えているようだ。

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 しかし既存のF1チームの中には、アンドレッティの存在がF1にとってプラスになると考えているところもある一方で、懐疑的な見方をしているチームもあるようだ。

 メルセデスのトト・ウルフ代表とレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、アンドレッティがF1に参戦するためにはF1全体にとってメリットがあることを証明する必要があると明言している。

 バルセロナでのプレシーズンテストの際、ウルフはこう話していた。

「アンドレッティが有名なのは確かだ」

「そして、アメリカ市場は重要だ。しかしどのチームであっても、参戦を歓迎されるには付加価値が必要だ」

「そして、ただ単に2億ドル(約230億円)のエントリーフィーを支払うだけでなく、他のチームやF1、FIAのために何ができるかを示す必要があると私は考えている。それでこそ、F1は成長していくのだ」

 アンドレッティは、こういったコメントが関係者から寄せられたことに驚いている様子。彼はこう語った。

「私としてはあれこれ考えず、とにかくやることをやって、あとは突き進むだけだと思っていた。しかし、F1のやり方はそうではないようだ」

「我々はエントリーして、あとは承認を得るだけだ。我々が(エントリー料の支払いなどで)弱体化しないことを理解してもらいたい。トトはそういう風に言いたいんだろうが、そうではない」

「まず第一に、我々は2億ドルをF1に持ち込む。そして、アメリカのチームがアメリカのドライバーを起用することで、ここアメリカだけでも1億ドル(約115億円)以上の利益をもたらすと考えている」

 アンドレッティは昨年、アルファロメオF1チームを買収することでF1に参入しようとしていたが、アルファロメオとの交渉は決裂。新規チームとして参戦する道を選んだ。

 当時のことを振り返り、アンドレッティは「受け入れがたい状況」であったと語った。

「まるでジョークのようだった」

「我々はやることはやった。そしてサインする日も決まっていたのに、2日前になって条件を変更してきたんだ」

「彼らは基本的に自分たちでコントロールできる状態を維持したかったのだ。私は『いや、君たちがそうすることはできない』と言った。すると彼らは突然、拒否権を行使してきたんだ。ひどい話だ」

「我々は多くの時間を無駄にした。あれがなければ、あらゆる面で話がもっと先に進んでいたはずだ」

 またアンドレッティは、ハースF1チームのオーナーであるジーン・ハースはチームを売却する意思がないだろうと付け加えた。

「ジーン・ハースは売らないだろう。彼には5、6回は尋ねている」

 
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