セバスチャン・ベッテル、第3戦オーストラリアで復帰！　新型コロナで開幕2レース欠場

　アストンマーチンは、F1第3戦オーストラリアGPでセバスチャン・ベッテルが復帰すると発表した。

　ベッテルは開幕戦バーレーンGPを前に、新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、レースを欠場。第2戦では復帰の可能性も語られていたが、結果的にはサウジアラビアGPも欠場しなければならなかった。

　そして4月8～10日に行なわれる第3戦オーストラリアGPで、ベッテルはようやく復帰。シーズンをスタートさせることになった。チームはSNSに次のように投稿した。

「セバスチャン・ベッテルは現在、レースに出場できる状態であることを確認でき嬉しく思う。彼は2022年シーズンを、メルボルンでランス・ストロールと共に開始する」

　なお開幕2レースにおいては代役としてニコ・ヒュルケンベルグが起用された。ピンチヒッターとして2022年の新世代のF1マシンを走らせたヒュルケンベルグは、バーレーンGPで17位、サウジアラビアGPで12位を記録した。

　彼はmotorsport.comに対し、2019年を最後にF1フル参戦から離れている自分が”老い錆びた男”とうそぶきつつも、クリーンで完璧なレースをできたことを嬉しく思うと話した。

「この10日間は端的に予期できないものだったし、波乱万丈で忙しく、激しいものだった。でも、楽しめたよ」と、ヒュルケンベルグは言う。

「数年後には、幸せな思い出と共に振り返ることができると思う」

　アストンマーチンは開幕2レースを終えてノーポイント。正ドライバーのベッテルの帰還は、チームを好転させるチャンスにもなるだろう。