フェラーリ代表、ベッテルとの“別れの電話”を語る「心の中で3回予行演習した」

フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、セバスチャン・ベッテルに契約を更新しない旨を伝える電話は、心の中で3回もリハーサルをするほど精神的に難しいものだったと語った。

フェラーリ代表、ベッテルとの“別れの電話”を語る「心の中で3回予行演習した」

 2015年からフェラーリに所属しているセバスチャン・ベッテルは、現在の契約が2020年までとなっていたものの、当初は契約延長が既定路線と見られていた。しかしながら、プレシーズンテストでマシンの競争力不足が露呈したこともあり、フェラーリは長期的な未来のために何がベストなのかを考えた結果、ベッテルと来季以降の契約を結ばないことを決定した。

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 フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、コロナ禍によって7月開幕となったシーズンが始まる前の段階で、ベッテルに契約を更新しない旨を電話で伝えたが、それは簡単なことではなかったと認めている。

『Sky Italia』の独占インタビューに対し、ビノットはベッテルに電話をかける前に入念な準備をしていたと語った。

「私は家にいたが、彼に電話をする前に、何をどのように伝えればいいのか、心の中で3回繰り返した」とビノットは説明する。

「我々はセブのことが好きだし、これまでの彼の振る舞いや貢献に感謝しているので、この選択は簡単なものではなかった」

「しかし、将来を見据えた明確な選択をするためには、こういう時もやってくる。2022年からの新技術規則のサイクルが近付いてきており、あらゆる分野のチームが形成され始めている」

「我々には中長期的な視点を持つ義務がある。そういう理論的な根拠があるからこそ、こういった決断ができる強さが必要なのだ」

「セブ(ベッテル)が邪魔だった? いいや。だって彼は電話を切らなかったんだよ。彼は非常に知的で素晴らしい人間で、その人間性をずっと維持してきた。彼がネガティブだったことは一度もなく、むしろ前向きで尊敬できる人間だった」

 ビノットはまた、来季のシャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.というドライバーラインアップに関して、ふたりが異なる強みを持っており、チームに異なる雰囲気をもたらすだろうと語った。

「シャルルは予選でのラップタイムの出し方、オーバーテイクの仕方、ディフェンスの仕方などで、ファンとチームを熱狂させるものを持っている。エンツォ・フェラーリ(フェラーリ創業者)も気に入っただろう」

「彼は成長を続けているし、このような困難な状況でも批判的になったことはない。彼はチームを成長させる手助けをしたいと思っているんだ」

「カルロスを選んだことに関しては、私は個人的に彼をリーダー、そして努力家だと思っている。彼はエンジニアに『もっと、もっと』と要求してくる。彼はまだ若いにも関わらず、F1で多くの経験があり、結果を出すために学ぶことを繰り返してきた」

 

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