ロス・ブラウン、ホンダF1の“復帰”に期待「彼らは常に歓迎するべき存在」
ロス・ブラウンは、2026年から導入される予定の新たなパワーユニット規則によって、ホンダが再びF1に戻ってくることを期待している。


2015年からパワーユニット(PU)サプライヤーとしてF1に復帰したホンダは先日、2021年限りでF1活動を終了することを発表。現パートナーであるレッドブルとアルファタウリは今後に向けてプランを模索しているところだ。
ホンダは2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロとする“カーボンニュートラル”を実現するべく、リソースを再配分することが活動終了の理由としているが、F1も同様の取り組みを行なっていることで知られている。
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F1のモータースポーツ部門のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、現行のレギュレーションでは新たなメーカーがF1に参加することはないだろうと認めたが、ホンダは将来的に導入される新たなレギュレーションに魅力を感じるはずだと指摘した。
「ホンダが2021年限りでF1を去るのは残念なことだ」とブラウンはF1.comのコラムの中で語った。
「私のレースキャリアの中で、彼らが一旦身を引いて戻ってくるというのは4度目だ(原文ママ)」
「F1が進化を遂げ、彼らの状況が変わった時には、再び彼らと仕事をすることができると楽観的に考えている。ホンダはF1コミュニティの重要な一員であり、歓迎するべき存在であるということは、これまでも、そしてこれからも変わらない」
F1が2026年に導入予定の新規則については、徐々に議論が盛り上がり始めているが、その時にロードカー産業自体がどうなっているかを予測するのは難しく、それが同時に新規則についての予測を難しくしている。
ブラウンは、将来的に導入されるフォーマットがメーカーにとって魅力的なものとなることに自信を見せており、新ルール形成に向けてはホンダの協力も求めていくと語った。
「現在、全ての自動車メーカーは大きな課題に直面している」とブラウンは言う。
「そして我々はF1としてそれに対応し、自動車メーカーたちにF1の中で実行可能な課題を提供することによって、彼らのF1以外の目標もサポートできるようにする」
「2026年までに導入予定の新しいパワーユニットの規則は、彼ら(ホンダ)が再び戻ってくることを促すと期待している」
「また、彼らにはFIAの新しいワーキンググループに参加してもらえるよう働きかけている。そこではF1が将来どういったパワーユニットを採用するかについて提案してくれることだろう」
「彼らはF1の素晴らしいパートナーであり、今後も共に仕事ができることを楽しみにしている」
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