F1とMotoGPの最大の違いは”無線”にあり? スズキからアルピーヌに加わったブリビオの証言

アルピーヌF1のレーシングディレクターであるダビデ・ブリビオは、MotoGPからF1の世界に移って2戦を経験した結果、ドライバーと常に無線で連絡を取り合うことに慣れなければならなかったと語った。

F1とMotoGPの最大の違いは”無線”にあり? スズキからアルピーヌに加わったブリビオの証言

 昨年までスズキのMotoGPチームを率い、今季からアルピーヌF1のレーシングディレクターを務めているダビデ・ブリビオ。彼はF1で2レースを経験した結果、MotoGPとF1の最大の違いは常にドライバーと無線で連絡を取り合うことであり、それに慣れる必要があったと語った。

 ブリビオが昨年まで活躍していたMotoGPでは、ライダーとの無線交信は行なわれておらず、バイクのダッシュボードに送られる短いメッセージ、もしくはピットボードを介して意思疎通を図っている。

「面白いことかもしれないけど、最大の違いは無線だね」

 ブリビオはF1とMotoGPの違いについてそう語った。

「我々は常にドライバーと連絡を取り合っている。レースエンジニアはドライバーに対して、無線で”あれをやれ”、”これをやれ”、”ちょっと待って……”などと常に話している」

「(MotoGPでは)レースが始まると、ライダーはひとりだ。我々は座って、テレビを見ているだけだ。それが、できることのほとんど全てだ」

「ここでは、常に連絡を取り合っている。ドライバーと一緒にマシンに乗り込んでいるようなモノだ。つまりチームも、コース上で起きていることの一部だと思う」

「ただ楽しめばいいというわけじゃない。それを楽しんだとしても、観客としてではない。そういう意味で、無線が最大の違いだった。でもとても興味深いし、エキサイティングなことだった」

 F1の決勝レースは、基本的にはMotoGPの決勝レースよりも1時間ほど長い。しかしブリビオは、F1のレースが始まると、あっという間に時が経つように感じることに驚いたという。

「バーレーンで最初のレースを経験した。最初は、『1時間40分とか1時間45分なんて……長くなるだろう』というようなことを言っていた」

「しかしレース中はとても忙しく、無線を聞いて、チェックして、分析する……すると、すぐにレースが終わってしまった。とても興味深い、素晴らしい経験だった」

 MotoGPと比較して、テクノロジーや収集されるデータが複雑であることにも、感銘を受けたという。

「私はエンジニアではないが、テクノロジーには非常に感銘を受けている」

 そうブリビオは語る。

「とても興味深い。これが、私がF1チームに加わることを決めた理由だ。テレビで見ている時、そしてゲストとして来た時には、その全てを理解することができなかったからね」

「たくさんの共通点もある。ライダーにもドライバーにも、モチベーションの浮き沈みがある。良い時も、悪い時も、不平を言う時も、満足していない時もある。そういう点では違いはない」

「おそらくテクノロジーという点では、F1はより複雑だ。マシンはより大きく、より多くのパーツで構成されている。そしてより多くの情報があり、測定できるモノがある。その結果として、分析したり、チェックしたりする必要のあるモノが数多くあるんだ」

「とても興味深く、F1に参加できたことにとてもワクワクしている」

 

Read Also:

シェア
コメント
アメリカ人F1ドライバー、久々の誕生なるか? マリオ・アンドレッティが新鋭ハータを猛プッシュ

前の記事

アメリカ人F1ドライバー、久々の誕生なるか? マリオ・アンドレッティが新鋭ハータを猛プッシュ

次の記事

カラム・アイロット、アルファロメオF1のリザーブドライバー就任。ポルトガルGPのFP1で早速ドライブへ

カラム・アイロット、アルファロメオF1のリザーブドライバー就任。ポルトガルGPのFP1で早速ドライブへ
コメントを読み込む