F1

もはやガチレーサーじゃん! ブラッド・ピットのF1ドライブ密着動画が公開。上々の走行も「“タマ”を出しきれなかったな」と悔しがる

映画『F1/エフワン』で主演を務めたブラッド・ピットが、マクラーレンのF1マシンをドライブした際の密着動画が公開された。

公開日時: 2025/07/16 8:03

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pitt

 大ヒット映画『F1/エフワン』で主人公のレーサー、ソニー・ヘイズを演じたブラッド・ピットは、劇中で実際にマシンを走らせたことでも話題となったが、先日マクラーレンの本物のF1マシンをドライブする機会を得た。そしてその舞台裏を記した動画がF1公式YouTubeで公開された。

 ピットは劇中でF1マシンの走行シーンを担当するべくトレーニングを積んだため、レーシングカーのドライブの基礎は叩き込まれているが、それでも撮影で使われたマシンはFIA F2車両をベースにF1風のモディファイが施されたもの。F1マシンとなるとそのパワーは段違いだ。

 ピットは「APXGP(劇中でソニーが所属したチーム)のクルマはF2マシンの延長線上にあるもので、カメラだけで100kgあった。だから今回の走行は冒険になる」と語ると、マクラーレンのドライバーであるランド・ノリスも「何より慣れないといけないのはパワーだと思う」と話していた。

 F1アメリカGPの舞台である、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズにやってきたピットは、まずはノリスが運転するロードカーの助手席に乗りコースをチェック。縁石の乗り方や、ギヤを何速に入れるかなどレクチャーを受けた。また、曲がりくねったS字を抜けて左に曲がるターン9では、その先が長い全開区間のためコーナー脱出重視のラインをとるが、ピットは「ここ(ターン9の出口)で稼ぐためにさっきのところは犠牲にするんだろ?」と鋭い指摘もしていた。

 ノリスから詳細なアドバイスを受けた後は、ピットに戻ってエンジニアたちとミーティング。ブレーキングやシフト操作に関する本格的な話し合いとなり、チームからも「もう本物のレーサーだね」と言われていた。

写真: Divulgacao

 その後は、現地に来られなかったザク・ブラウンCEOとオスカー・ピアストリからのビデオメッセージを鑑賞。ブラウンCEOから「速く、安全に、気を付けて。クラッシュしないように。高くつくからね(笑)」と釘を刺されると、ピットは「彼(ブラウンCEO)が映画に出てるの見た? なかなかのもんだったよ(笑)」と軽口を叩いていた。

 オンボード動画で最終チェックを行なった後、ピットはついにコースイン。ピットアウト時にアンチストールに入ってしまうハプニングもあったが、その後は順調に走行した。特にバックストレートでは全開。プッシュラップを行なってガレージに戻った。

「2、3、4コーナーでは勇気がいるな」と語ったピット。そこはF1ドライバーであればアクセル全開で通過する区間であり、「そこに近付きもしてない。次の5周で行ける気はしない」と苦笑した。

 そこからピットは自身のオンボード映像をエンジニア陣とチェックして振り返り。ブレーキングポイント自体は良いものの、もう少しブレーキを強く踏むようアドバイスされていた。アドバイスの内容からも分かる通り、初心者のレベルはとうに超えている。1コーナーでブレーキ踏力が足らずやや膨らんだシーンを見て、ピットは「ちょっと景色を見たくてね」と照れくさそうにしていた。

 残された走行はラスト1回。「ああ、5周しかないからね。実際には(インラップ、アウトラップを抜いたら)3周か」とピットがつぶやくと、撮影していたスタッフが「Three laps is a lifetime(3周は死ぬほど長いぞ)」と劇中でのピットの台詞を引用すると、ピットは「そうだ、3周は死ぬほど長い。言われちゃったよ(笑)」と笑っていた。

 2回目の走行に向けて必要なものは「“タマ”(度胸)だよ」と話していたピット。無事に2度目の走行も終え、チームへの感謝の言葉を述べた後、ヘルメットを脱ぎながら「もう一回走りたくなるよなあ?」と興奮気味に言い放った。

「“タマ”を出しきれなかった。せいぜい一個半ってところだ」

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