「他の選択肢を考えたことはない」フェラーリと契約延長のルクレール。未だ王座に届かずも、溢れるチームへの愛と感謝
フェラーリと契約延長したシャルル・ルクレールは、チームの移籍を検討したことは一度もないと語った。
先日、フェラーリと新たに複数年契約を締結したシャルル・ルクレール。彼はmotorsport.comの独占インタビューの中で、スクーデリア・フェラーリを去ることを考えたことはないと明かした。
ルクレールはF1傘下のカテゴリーを戦っていた2016年からフェラーリファミリーに加わり、2018年にアルファロメオ・ザウバーからF1デビュー。2019年には早くもフェラーリF1の正ドライバーとなった。以降彼は一貫してマラネロに忠誠を貫いており、これまでに155戦に出場し、27回のポールポジションと8回の優勝を記録した。
今回の新契約により、ルクレールは少なくとも2028年までフェラーリに在籍するということになるだろう。ただ彼はこれまで本格的にタイトルを争うことができた経験はなく、現在は2024年のアメリカGPを最後に勝利から遠ざかっている。マネージャーのニコラ・トッドの元には他のトップチームからの話もあったと推測されるが、ルクレールは「フェラーリ以外の選択肢を検討する必要性を感じたことがあるか」という質問に対し、こう答えた。
「他の選択肢を真剣に考えたことはない」
「確かに話し合い自体はあった。10年もこのパドックにいれば、仕事を超えた関係も築かれるからね。そうした会話は自然なものだと思う。でも正直に言えば、そういう話は僕よりもニコラの方が関わっている」
「僕自身としては……これは強調しておきたいんだけど、自分が何をしたいのかはずっとはっきりしていた」
またルクレールは、現在のチーム代表であるフレデリック・バスールの掲げるプロジェクトを信用しているとも語る。ルクレールは、バスールが率いたARTグランプリでGP3とFIA F2のタイトルを獲得。F1デビューを果たしたのも、彼が当時代表を務めていたザウバーだった。
「一番大事なのはプロジェクトを信じることだ」
「このチームへの愛情については揺るぎない。だからその点では深く考える必要はなかった」
「それにフレッドの存在もある。彼とは特別な関係で、フェラーリを再びトップに導くのにふさわしい人物だと強く信頼している」
さらにルクレールはこう続ける。
「それに、今年見えている兆しもある」
「確かに今はメルセデスから遅れている。でも多くのイノベーションが見られるんだ。マラネロではみんなが全力で取り組み、これまでとは違う、枠にとらわれない考え方をしようとしているグループがある」
「マシンには新しい解決策が見られるし、それがさらに自信につながった。このチームにいたいと思わせてくれた。つまりフェラーリへの愛情だけでなく、理性的な判断もあった。契約更新の時は毎回そうだったけどね」
ルクレールにとっては、これまでF1でワールドタイトルを獲得できていないことも、常に自分を信じてくれたチームへの感謝が相殺している。
「もちろん、もっと勝ちたいし、ワールドチャンピオンにもなりたい。それは僕がまだ手にしていないものだ」
「でも、自分がずっと夢見ていたチームで走るチャンスを得られた。そしてキャリアの重要な時期に自分を支えてくれた人たちへの恩義もある。彼らが信じてくれなかったら、僕は今ここにいなかったかもしれない。それはとても大事なことなんだ」
「確かにもっと多くの実績を残したい。でもどんなに勝っている人でも、さらに上を望むものだと思う。僕に足りないのはタイトル。それを達成したいし、できればすぐにでも叶えたい」
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