F1 ハンガリーGP

かつてはフェルスタッペンと肩を並べた男、リカルドの落日。F1キャリア晩節を汚したパフォーマンス低下は過去の“お荷物”が原因?

元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、ダニエル・リカルドがキャリア終盤にパフォーマンスを落としたことについて、人生を通じて蓄積されていった“お荷物”が原因だと語った。

Lydia Mee

公開日時: 2025/08/11 10:04

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Daniel Ricciardo, Visa Cash App RB F1 Team, arrives at the track

 元F1ドライバーで、レッドブルF1の初代ドライバーも務めたデビッド・クルサードが、ダニエル・リカルドがF1キャリア後半にかけてパフォーマンスを落とした原因について見解を述べた。

 リカルドはレッドブルの育成ドライバーとして、2011年シーズン途中にHRTからF1デビュー。翌年からトロロッソ(現在のレーシングブルズ)に移籍すると、2014年にはマーク・ウェーバーの後任としてレッドブルに昇格してセバスチャン・ベッテルやマックス・フェルスタッペンらとコンビを組み、7勝をマークした。

 その後リカルドは2018年にルノーへ移籍することを選び、トップ争いから離れることとなった。

「上手く進化するドライバーもいる。(チームの)成功に左右され、影響を受けるドライバーもいる。ダニエル・リカルドは、その例だろう」

 クルサードはポッドキャスト『High Performance』に出演した際にそう説明した。

 リカルドはルノーで2度表彰台を獲得した後、マクラーレンに加入して2021年のイタリアGPではグランプリ8勝目を挙げたが、同チームでの2年を通してチームメイトのランド・ノリスに後れを取っていた。

 それによりリカルドは2022年限りでレギュラードライバーのシートを喪失。翌年はサードドライバーとして古巣レッドブル陣営に戻ると、シーズン半ばからニック・デ・フリーズの後任としてアルファタウリでF1復帰を果たしたが、かつてのような姿を見せることはできなかった。

関連ギャラリー:

「彼はF1に現れた輝かしい若き才能のひとりで、同世代では最高のオーバーテイクを見せるドライバーのひとりだった。見ていて常にエキサイティングだった」とクルサードは続けた。

「そして突然レッドブルを去った。ルノーではまずまずだった。マクラーレンではレースに勝ったものの、ランドが2年連続で彼の成績を上回った」

「その後、アルファタウリでは上手くいかなかった。今、彼は幸せな引退生活を送っているし、金銭的にも豊かだろう。しかしあまりにも短い期間に全てが凝縮されているように感じた」

David Coulthard

David Coulthard

Photo by: Getty Images

 リカルドのキャリアを変えた原因について尋ねられたクルサードは、キャリアを重ねると、がむしゃらに走っていたルーキー時代とは背負うモノも変わってくるとして「人生を歩むにつれて荷物が増えていく」と説明した。

「もし貧乏なら、スーパーのバッグに数着の服を入れればいい。もし金持ちならルイ・ヴィトンだ。しかしいずれにしても、全て持ち運ばなければいけないんだ」とクルサードは続けた。

「富の荷物であろうと、成功の荷物であろうと、貧しさや困難の荷物であろうと、次のチャンスを得るためには運ばなければならない。人によっては、その荷物を手放すことができず、最も自由で最高のパフォーマンスを発揮できた瞬間に立ち戻ることができない場合もある」

 リカルドは2024年のシンガポールGPを最後にF1を離れ、キャデラックからの復帰説が浮上したものの、本人は消極的と見られている。

 レッドブル時代にコンビを組んだフェルスタッペンはその後ドライバーズタイトルを4回獲得。リカルドとは明暗が別れた。ただ、その古巣ではフェルスタッペンを相手にリカルドの後任たちが軒並み苦戦を強いられ、現在のチームは、コンビふたりが着実にポイントを重ねるライバルに太刀打ちできずにいる。

関連ニュース:

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 お盆休みにどうでしょう? 映画『F1/エフワン』だけじゃない。”イッキ見”人気モータースポーツ作品まとめ

次の記事 フェルスタッペンがレーシングブルズのマシンを”テスト”していれば、レッドブルの苦境は回避できたのか?

More from

Lydia Mee



キャデラックF1、それでいいのか? 「F1を制するのが目標なら、アメリカ拠点は最適ではない」元F1チーム代表から厳しい声

F1

F1

アゼルバイジャンGP

8 日前

キャデラックF1、それでいいのか? 「F1を制するのが目標なら、アメリカ拠点は最適ではない」元F1チーム代表から厳しい声



留まる所を知らぬF1人気。マクラーレンが売上10億ドル突破? 海外報道される

F1

F1

アゼルバイジャンGP

17 日前

留まる所を知らぬF1人気。マクラーレンが売上10億ドル突破? 海外報道される



『ダンダダン』とコラボ中のウイリアムズ、TWICEツウィが公式テーマソングを担当へ! 日本のアニメとK-POPがF1の世界で融合

F1

F1

アゼルバイジャンGP

17 日前

『ダンダダン』とコラボ中のウイリアムズ、TWICEツウィが公式テーマソングを担当へ! 日本のアニメとK-POPがF1の世界で融合

More from

ダニエル リカルド



インディ500ってやっぱり特別! ダニエル・リカルド初の現地観戦で「子供の頃の気持ちや思い出がよみがえった」

F1

F1

バルセロナ-カタルニアGP

3 ヵ月前

インディ500ってやっぱり特別! ダニエル・リカルド初の現地観戦で「子供の頃の気持ちや思い出がよみがえった」



リカルド、インディ500初観戦にワクワク! F1から見たインディカーの偏見否定「ちゃんとリスペクトしているよ」

IndyCar

IndyCar

Indianapolis Road Course

4 ヵ月前

リカルド、インディ500初観戦にワクワク! F1から見たインディカーの偏見否定「ちゃんとリスペクトしているよ」



ダニエル・リカルド、レース復帰は「絶対ないとは言いきれない」。ただ出場するとしても“エンジョイ勢”か

F1

F1 5 ヵ月前

ダニエル・リカルド、レース復帰は「絶対ないとは言いきれない」。ただ出場するとしても“エンジョイ勢”か

More from

レッドブル



レッドブル、ローレン・メキーズ代表と2031年まで契約。復調で波に乗るチームの体制を固める

F1

F1

シンガポールGP

1 日前

レッドブル、ローレン・メキーズ代表と2031年まで契約。復調で波に乗るチームの体制を固める



連勝レッドブルは最強チームじゃない? フェラーリ代表語る「スタート直後の1コーナーをうまくやれていれば、我々が勝ったかもしれない」

F1

F1

シンガポールGP

2 日前

連勝レッドブルは最強チームじゃない? フェラーリ代表語る「スタート直後の1コーナーをうまくやれていれば、我々が勝ったかもしれない」



レッドブル、ADUO制度の微調整に向けFIAに協力「最初の評価には驚いた」

F1

F1

バーレーンGP

2 日前

レッドブル、ADUO制度の微調整に向けFIAに協力「最初の評価には驚いた」

最新ニュース



「最大のナンセンス」アコスタ、MotoGPのタイヤ空気圧規則を批判。シンプルな解決策も提言

MotoGP

MGP MotoGP 1 時間前

「最大のナンセンス」アコスタ、MotoGPのタイヤ空気圧規則を批判。シンプルな解決策も提言



キャデラックF1、シンガポールGPでまたもブレーキに苦しむ。でも問題はほぼ解決??

F1

F1 F1

シンガポールGP

1 時間前

キャデラックF1、シンガポールGPでまたもブレーキに苦しむ。でも問題はほぼ解決??



ハースF1小松礼雄代表、ラファエル・カマラ起用の理由を説明「TPCでの彼の走りは傑出していました。それだけです」

F1

F1 F1

シンガポールGP

1 時間前

ハースF1小松礼雄代表、ラファエル・カマラ起用の理由を説明「TPCでの彼の走りは傑出していました。それだけです」



ホンダF1が100円ショップとコラボ! HRCとDAISOがパートナーシップ締結「双方のブランド価値の最大化を図る」

F1

F1 F1 2 時間前

ホンダF1が100円ショップとコラボ! HRCとDAISOがパートナーシップ締結「双方のブランド価値の最大化を図る」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録