ベルギーGPの豪雨はF1側も想定外だった?「雨脚が酷くなるという予報はなかった」とドメニカリCEO

F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、ベルギーGPの決勝日に強い雨が降ると予報されていなかったことから、レース開始時間を早めるといった措置は講じることができなかったと語った。

ベルギーGPの豪雨はF1側も想定外だった?「雨脚が酷くなるという予報はなかった」とドメニカリCEO

 悪天候により、わずか数周のセーフティカーランだけで終了となったF1ベルギーGP。同日午前に行なわれたFIA F3とポルシェ・スーパーカップは、どちらもウエット路面ながら滞りなく終了したが、午後からは強い雨が降り続いたことで、F1の決勝レースを通常通り行なうことは不可能な状況となってしまったのだ。

 当初F1ベルギーGPは現地時間15時にスタートする予定だったが、スタートは遅れに遅れた。15時25分に一度セーフティカーの先導でフォーメーションラップは行なわれたものの、すぐに赤旗が掲示されて各車ピットに。最終的に18時17分に同じくセーフティカー先導の下でスタートが切られたが、3周目に赤旗が掲示され、その後再開されることはなかった。

 本来は赤旗によってレースが中断した場合も、最大レース時間は中断を含めて3時間というタイムリミットがあり、当初は18時にはレースが終了となる予定だった。しかしFIAのスチュワードが“時計を止める”という判断に合意したことにより、日没ギリギリまで粘ってのレース再開が可能となったが、最終的にコンディションは回復しなかった。

 こういったことから、F1とFIAは日曜午後にコンディションが悪化することを予測して、レース開始時刻を早めることができたのではないか、という意見もある。

 これに対してF1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、レース開始時刻を含め、週末のスケジュール変更を許可するかどうかはスチュワード次第であったと語った。

「私にそれをコントロールすることはできない」とドメニカリは言う。

「もし時間を変更したいのであれば、それをコントロールするのはスチュワードだ」

「我々に入っていた情報によれば、雨量は通常レベルだと考えられていた。雨がひどくなるという兆候はなかった。もしそういう(雨がひどくなる)予報が出ていれば、スチュワードの判断を仰いでいただろう」

「今回スチュワードが下した(時計を止める)決断は、レースを開催できる可能性があるかどうかを確かめるため、時間を稼ぐことを目的としたものだった」

Weather radar screen in the Mercedes garage

Weather radar screen in the Mercedes garage

Photo by: Steve Etherington / Motorsport Images

「今回のようなコンディションでは、どう転んでいたか分からなかったとも言える。午前11時ごろから土砂降りになっていたかもしれないし、完璧に予測することはできなかった」

 そしてドメニカリは、レースを月曜に延期することができなかったと説明した。

「様々な理由から翌日にレースをすることはできなかった。マーシャルの確保や、様々な物の確保も関係している」

「もちろん検討はしたが、不可能だった。プロモーターとの間ではあらゆることを綿密に取り決めている。彼らは決定プロセスに従い、そのプロセスから逸脱することはなかったのだ」

 

Read Also:

シェア
コメント
マクラーレンF1代表、大雨のスパで下された判断に理解「レース開催を100%保証する方法は屋内レースしかない」
前の記事

マクラーレンF1代表、大雨のスパで下された判断に理解「レース開催を100%保証する方法は屋内レースしかない」

次の記事

ハースF1代表、チームを離れたグロージャンとマグヌッセンの活躍を喜ぶ「友人たちの成功は嬉しい」

ハースF1代表、チームを離れたグロージャンとマグヌッセンの活躍を喜ぶ「友人たちの成功は嬉しい」
コメントを読み込む