勝利のカギは、フェルスタッペンのタイヤ管理。レッドブル代表「途中、勝てるかどうか疑った」

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、第2スティントで使ったタイヤの状態を見て、F1アメリカGPでマックス・フェルスタッペンが勝てるかどうか自信が持てなかったという。

勝利のカギは、フェルスタッペンのタイヤ管理。レッドブル代表「途中、勝てるかどうか疑った」

 レッドブルは、F1第17戦アメリカGPの決勝で積極的なタイヤ戦略を採用したが、チーム代表のクリスチャン・ホーナーはタイヤの状態を見て、マックス・フェルスタッペンが勝てるか確信が持てなかったという。

 ポールポジションはフェルスタッペンが獲得したものの、スタートでは良い蹴り出しを見せたルイス・ハミルトン(メルセデス)が先行した。だがフェルスタッペンは10周を終えたところでピットに入り、ハミルトンをアンダーカット。トップを奪還した。

 終盤、ハミルトンはよりフレッシュなタイヤを活かして追い上げたが、フェルスタッペンは上手くタイヤをマネジメントし、トップでチェッカーを受けた。

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 ただ、レッドブルとフェルスタッペンの戦略はリスキーなものだった。フェルスタッペンは早め早めにピットに入ったことで、最終スティントで長い距離を走らなければならなくなったからだ。

 実際フェルスタッペンが第2スティントで使用し、19周を走ったハードタイヤは、内部構造が見えそうになるほど摩耗が進んでいたという。最終スティントが27周残っていたことから、ホーナーはフェルスタッペンが最後までタイヤを保たせることができるか不安に思っていたようだ。

「彼がやってのけるとは、本当に思わなかった」と、ホーナーはSkyに語った。

「ルイスの方が8周タイヤが新しかった。そして、最初に使ったハードタイヤはほとんどキャンバスしか残っていなかった。そして、そのままでは最後にはほとんどタイヤが残らないだろうと思っていた」

「だが思うに、最後の5~6周を戦うことができるだけのパフォーマンスを残せるよう、最終スティントで彼がタイヤをマネジメントしたことが重要だったと思う」

 レッドブルは、レースの終盤が非常に重要になることを認識しており、フェルスタッペンがハミルトンに抜かれるのを目にしていたら、本当にダメージが大きかっただろうと話した。

「ルイスについては、レース終盤に彼がとても強くなるだろうと分かっていた」

「彼は長く走って、(最終スティントで)自分に有利な状況を作ったんだ」

「最後の2、3周で負けてしまっていたら、モントリオールで(メルセデスに)負けた時と同じだ。本当に傷ついていただろう。マックスは素晴らしい仕事をしてくれた。素晴らしいレースを、実にスマートにこなした。最後まで、十分な力を発揮してくれた」

 ホーナーによると、レッドブルが2回目のピットストップを早めに行なったのは、メルセデスとハミルトンによるアンダーカットを警戒したからだという。

「我々は、彼らが第2スティントの終わりにもアンダーカットを狙っていると確信していた。彼らのタイヤのデグラデーションは非常に優れていることを知っていたので、彼(フェルスタッペン)にも早めにピットインさせたのだ」

「我々はタイヤを使い果たしていた。彼(ハミルトン)は3秒以内に迫っていたので、アンダーカットを受けてトラックポジションを諦めたくなかったのだ。そのためにトラックポジションを確保した。しかし、それは最後の5~10周が重要になることを意味していた」

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