ミッキーマウス? フォーミュラE? マイアミのシケインは不評……しかしコース全体については高評価
マイアミ・インターナショナル・オートドロームのレイアウトには、各F1ドライバーが高い評価を下す。しかしシケインについては、タイトすぎるとして批判的な声が集まっている。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
F1マイアミGPの舞台であるマイアミ・インターナショナル・オートドロームのレイアウトについて、多くのドライバーは好意的な見方をしている。しかし、超低速のシケインについては、批判的な声が多い。
マイアミ・インターナショナル・オートドロームは、ハードロック・スタジアムの敷地内の設営された特設コースである。このコースには低速コーナーから高速コーナー、そして全開区間と、様々な要素が散りばめられており、ドライバーたちからは概ね好評な意見が上がっている。
しかし、最も低速になるターン14〜15のシケイン区間については、批判的な意見も多い。
この区間は高速道路などの高架橋の下を通すレイアウトを実現させるため、大きく減速させる必要があった。そのためにシケインが設定されたわけだ。
マクラーレンのダニエル・リカルドは、サーキットレイアウトについては全般的に好意的に見ており、設計者は「良い仕事をした」と語るものの、低速セクションについては少しタイトすぎると評価する。
「ミッキーマウス区間は、少しばかりミッキーマウスすぎると思う」
そうリカルドは語った。
「最近のマシンはとても大きい。僕は前にも、マシンは幅広くなっているのに、コースが広くなっていないと言ったことがあると思う。だからこのサーキットは、場所によってはかなりキツいと思う」
「スタジアムの周りに作られたコースだから、全てが自由に設計できるわけではない。できることには、いくらか制限があったと分かっているけどね」
リカルドのチームメイトであるランド・ノリスは、レイアウトについては基本的に楽しめているとしながらも、シケインについては少しのミスでウォールにぶつかってしまうと感じているようだ。ただ、シケインで減速しなければならない理由については十分に理解している。
「橋が上にあるから、シケインを取り除くのは不可能だと聞いたよ」
そうノリスは語った。
「マシンは、特定の速度でしか通過できないため、シケインを設ける必要があった。そうしなければいけなかった理由があったと言われたんだ。だから多分、僕らはそこで少し詰まるような格好となっている」
「そうじゃない方がいいと思う。それを回避する方法は、他にもあったと思う。でもダニエルが言ったように、他にそれほどたくさんの選択肢があったとは思わない」
アルファタウリのピエール・ガスリーは、シケインは好きではないとしながらも、それ以外の高速コーナーの連続については、かなり気に入っているようだ。
「ターン1やターン3、そしてターン5はかなりバンピーだけど、その後の高速セクションはとても気に入っている」
そうガスリーは語った。
「縁石を使って、かなりの速度で通過することができる。そこを走るのは、とても素晴らしいよ」
「でも僕は、そのフォーミュラEみたいなシケインはあんまり好きじゃない。とてもタイトなシケインだ。僕らが走らせているマシンは、高速コーナーに合っているんだ」
「しかし全体としては、ドライブするのがとても楽しいコースだと言わなければいけないと思う」
メルセデスのルイス・ハミルトンも、予選後にインスタグラムで次のように投稿している。
「僕はこのマイアミのコースがとても気に入った。シケインは、もっと良くできる唯一の場所だ。でも、このコースを気に入っているよ」
サーキットはこのようにレイアウトに関しては概ね好評であるものの、路面についてはライン以外はグリップが低すぎるなど、批判的な声は大きい。
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments