ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】
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ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】

F1メカ解説|オランダGPピットレーン直送便

スパ・フランコルシャンとは打って変わり、大きなダウンフォースが求められるザントフールトを舞台に行なわれるF1オランダGP。各チームが、コーナーでのパフォーマンス向上を目指した空力パッケージを持ち込んでいる。

F1メカ解説|オランダGPピットレーン直送便
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Alpine A522 rear wing

Alpine A522 rear wing

Photo by: Giorgio Piola

アルピーヌは今週末、空力効率を改善するために、新しいビームウイングのレイアウトを採用してきた。ビームウイングは2枚のエレメントで構成されているが、その上部ビームウイングは反りが薄くなっている。


Lance Stroll, Aston Martin AMR22

Lance Stroll, Aston Martin AMR22

Photo by: Erik Junius

アストンマーチンは、2023年からのレギュレーションに合わせた大きくなったリヤビューミラーをテスト。この大きなミラーを実際に搭載して走行することで、どんな影響が考えられるのかを検証した。


Aston Martin AMR22 mirror

Aston Martin AMR22 mirror

Photo by: Giorgio Piola

2023年仕様のアストンマーチンの大きなリヤビューミラーを別角度から。


Mercedes W13 mirrors

Mercedes W13 mirrors

Photo by: Giorgio Piola

メルセデスのマシンW13に取り付けられた巨大なミラー。これは、ベルギーGPの際に試されたものだ。その大きさが非常によく分かる。


Max Verstappen, Red Bull Racing RB18 rear

Max Verstappen, Red Bull Racing RB18 rear

Photo by: Giorgio Piola

FP1でマシントラブルによりストップしたマックス・フェルスタッペンのレッドブルRB18が、トラックの荷台に積まれて運ばれる様子。ブレーキダクト、ディフューザー、ビームウイング、リヤウイングのディテールを観察することができる。


Ferrari F1-75 rear brake detail

Ferrari F1-75 rear brake detail

Photo by: Giorgio Piola

フェラーリF1-75のギヤボックスを上方から観察。リヤサスペンションやブレーキアッセンブリーも見ることができる。ブレーキキャリパーのハウジングには開口部が設けられていて、ここから熱を放出しているものとみられる。またその表面は温度管理に役立つよう、コーティングされている。


Mercedes W13 technical detail

Mercedes W13 technical detail

Photo by: Giorgio Piola

メルセデスのシャシー下の構造を確認。フロアの先端、ビブと呼ばれる部分が、薄い金属製のステーで吊り下げられているのがわかる。またその後方には、斜めに走る板バネのような構造のステーも存在している。


Mercedes W13 side detail

Mercedes W13 side detail

Photo by: Giorgio Piola

メルセデスW13のサイドポンツーンの内部。ラジエターを挿入できるよう、シャシーに切れ込みが入れられているのが分かる。


Aston Martin AMR22 front detail

Aston Martin AMR22 front detail

Photo by: Giorgio Piola

アストンマーチンAMR22には、フリー走行で巨大な計測装置が取り付けられるシーンがあった。これにより気流のデータを収集し、各パーツのデータを計測している。


Sebastian Vettel, Aston Martin AMR22

Sebastian Vettel, Aston Martin AMR22

Photo by: Giorgio Piola

その計測装置が取り付けられたAMR22に乗り込み、今まさにコースインしようとしているセバスチャン・ベッテル。


AlphaTauri AT03 rear wing

AlphaTauri AT03 rear wing

Photo by: Giorgio Piola

アルファタウリがオランダGPに持ち込んだ新しいリヤウイング。メインプレーンと翼端板の接続をより鋭角にすることで、ウイングの有効幅が広がり、より大きなダウンフォースを得られるようになった。


Red Bull Racing RB18 floor

Red Bull Racing RB18 floor

Photo by: Giorgio Piola

レッドブルは、今回も2台のマシンで別々のフロアを取り付けている。この写真のフロアは、後端付近に切り込みが入れられ、その中に舌のような小さなウイングが覗いている。この新型フロアは、今回ペレスが使用。フェルスタッペンは従来仕様のフロアを使っている。


Red Bull Racing RB18 floor

Red Bull Racing RB18 floor

Photo by: Giorgio Piola

ペレスが使う新型フロアを別角度から。


Red Bull Racing RB18 rear wing detail

Red Bull Racing RB18 rear wing detail

Photo by: Giorgio Piola

レッドブルRB18のリヤウイングの拡大写真。フラップの後端にはガーニーフラップが貼られ、ダウンフォースを増すことを目指している。ただそのガーニーフラップは、翼端板側には一切貼られていない。


Alpine A522 front wing detail

Alpine A522 front wing detail

Photo by: Jon Noble

アルピーヌの新しいフロントウイング。チームは今週末、マシンのリヤに加えられた変更に合わせて、新しい仕様のフロントウイングを採用してきた。この新しい仕様のフロントウイングはフラップの構成が変更され、ダウンフォースの発生量が僅かに少なくなっている。


Williams FW44

Williams FW44

Photo by: Jon Noble

ウイリアムズも今週末に使うことができる新しいフロントウイングを持ち込んでいる。フラップの翼端板との接続部分が調整され、フロントウイングでのアウトウォッシュ能力が改善。後方に向かう気流を改善している可能性がある。


Alfa Romeo C42 detail

Alfa Romeo C42 detail

Photo by: Jon Noble

アルファロメオはオランダGPで、ブレーキダクトディフレクターを変更してきた。このディフレクターはディフューザーの側面に沿うように存在しており、その間を流れる気流を改善している。


Aston Martin AMR22 mirror

Aston Martin AMR22 mirror

Photo by: Giorgio Piola

アストンマーチンAMR22のテストミラーの拡大写真。現在のミラーを、ほぼそのまま拡大したような形状で、気流を様々な方向に流すべく、非常に複雑な形状になっている。


AlphaTauri AT03 mirror

AlphaTauri AT03 mirror

Photo by: Giorgio Piola

アルファタウリのテストミラーも、2022年に使われているデザインに似たモノであり、本体と上部にあるウイングレットが拡大されている。


AlphaTauri AT03 mirror

AlphaTauri AT03 mirror

Photo by: Giorgio Piola

こちらが通常使用のリヤビューミラー。上の写真と比較すれば、そのサイズの違いがお分かりいただけるだろう。


McLaren MCL36 rear wing

McLaren MCL36 rear wing

Photo by: Giorgio Piola

フロービスペイントを塗られたマクラーレンMCL36。マクラーレンは、過去数レースで投入したパーツの評価を続けている。


Lance Stroll, Aston Martin AMR22

Lance Stroll, Aston Martin AMR22

Photo by: Steven Tee / Motorsport Images

アストンマーチンは、ハンガリーGPで投入された後、ベルギーでは使わなかった新タイプのリヤウイング翼端板を、オランダに再度持ち込んできた。このリヤウイングは、翼端板の上端が巻き上げられるような格好となり、あたかも昨シーズンまでの旧レギュレーション下のようなデザインになっている。

 
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