公平とは名ばかり? かつてF1を支配したエクレストン「マクラーレンはノリスが勝つことを望んでいる」と疑問視
バーニー・エクレストンは、マクラーレンが主張する公平性に疑問を呈し、チームはランド・ノリスが勝つことを望んでいると考えている。
Die beiden McLaren-Fahrer Lando Norris und Oscar Piastri in Monza 2025
写真:: LAT Images
マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリは、2025年のF1タイトル争いで本当に平等に扱われるのだろうか? かつてF1のCEOだったバーニー・エクレストンは、イタリアGPでのチームオーダーを受けて、その点に疑問を抱いている。
エクレストンはドイツの『ブリック』紙に次のように語った。
「彼ら(マクラーレン)は公平性について語り続けている。しかし、チームのミスでピアストリがペナルティを受けるのは公平だろうか? ノーだ」
エクレストンは、イタリアGPでノリスのピットストップが遅れた結果、先にピットを済ませていたピアストリに先行を許してしまった件に言及している。チームは後にポジション入れ替えを命じ、ノリスを前に出した。
この一件を経て、94歳のエクレストンは「マクラーレンはランド・ノリスという世界チャンピオンを望んでいるのだろう」と考え始めたようだ。
「最近はピットストップやエンジンの損傷、サスペンションの故障といったミスは減ったが、それらはスポーツの一部だ。マクラーレンはそれを受け入れ、順位をそのままにしておくべきだった」
マクラーレンは”パパイヤ・ルール”と呼ばれるチーム内規範を設けているが、このルールはそれほど明確ではないようだ。ピアストリ自身、チームオーダーを命じられた際、無線で不満を述べた。
「スローピットストップはースの一部だと話したはずだ。今何が変わったのか本当に理解できない。この件はもう一度話し合おう」
今後のレースがこの一件がどう影響するのかは未知数だが、マクラーレンは「覆すのが極めて困難な前例」を作ってしまったと、メルセデスのトト・ウルフ代表は指摘している。
モータースポーツのような競技において、100%の平等を実現することは事実上不可能だ。技術的問題やチームのミスはパドック全体で詳細に分析されることになるからだ。
最近まで、ノリスとピアストリのタイトル争いは一進一退だったが、オランダGPでのマシントラブルによりノリスがリタイアとなると、一気に34ポイント差までギャップが広がった。
そしてイタリアGPでのマクラーレンのチームオーダーの結果、ふたりのポイント差は残り8戦で31ポイントとなった。もしチームオーダーがなければ、これが37ポイントに広がっていたはずだ。
チームとしては、ドライビングとは関係のないところで足を引っ張られたノリスに肩入れする気持ちもあったのかもしれないが……はたして今季残りの8戦で、マクラーレンは遺恨を残さないようにドライバーふたりをマネジメントできるのだろうか。
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