日本GPの開催断念を受け、F1も声明を発表。代替開催はどうなる?
モビリティランドは、鈴鹿サーキットで予定されていた2021年のF1日本GPの開催断念を発表した。これに応じる形で、F1もコメントを発表。代替カレンダーを検討していることを明らかにした。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
10月10日(日)に決勝レースが予定されていた2021年のF1日本GPが、開催中止となることが発表された。
モビリティランドは中止に至った理由について「「F1日本グランプリを開催するために設定された期日までに、F1海外関係者の日本入国が確実な状況に至らなかった」と説明している。
これに対してF1もプレスリリースを発表。日本でも新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、F1の開催に向けては難しい状況にあったと明かした。
「日本のプロモーターや当局との話し合いの結果、日本政府は、国内における新型コロナウイルスのパンデミックにおいて複雑な状況にあるため、今シーズンのレース開催をキャンセルすることを決定した」
「F1は現在、カレンダーの修正に向けて取り組んでおり、今後数週間で最終的な詳細を発表する予定だ」
「F1は今年、そして2020年に、日々変わっていく不確実性に適応し、解決策を見つけることができることを証明してきた。そして今年以降、F1を開催することについて多くの場所から高い関心が寄せられていることに興奮している」
今年の日本GPは、ロシアGP、シンガポールGPに次ぐ3週連続開催の3戦目として設定されていた。シンガポールGPの開催中止という事態に対しても、代替開催としてトルコGPが入り、当初の予定通り3週連続でレースが開催されることになっていた。
しかし日本GPの開催中止となったことで、F1は新たな開催サーキットを探さねばならなくなったわけだ。F1は今シーズン、当初の予定通り23レースを開催することを熱望し続けている。
代替開催の候補として考えられるのが、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで2週連続でレースを行ない、その2戦目を”テキサスGP”とする方法だ。しかしサーキットが所在するアメリカ・テキサス州も新型コロナウイルスの感染が拡大しており、地域の病院も満床になっているという。そういう状況を考えれば、アメリカでのレース開催も危ぶまれる可能性がある。
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