F1ポルトガルFP1:首位ボッタスにレッドブル・ホンダのフェルスタッペンが僅差で続く。角田13番手
F1第3戦ポルトガルGPのフリー走行1回目が行なわれ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムを記録した。

F1第3戦ポルトガルGPのフリー走行1回目がアルガルヴェ・サーキットで行なわれた。トップタイムをマークしたのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)で、タイムは1分19秒648だった。
昨年初めてF1が開催されたポルティマオ近郊のアルガルヴェ・サーキットは、アップダウンの多いチャレンジングなコース。今回は5種類あるタイヤコンパウンドの内、最も硬い組み合わせであるC1〜C3タイヤが持ち込まれたが、FP1の序盤はほとんどのドライバーがC1(ハードタイヤ)を装着してコースに出ていった。なおこのセッションでは、アルファロメオのリザーブドライバーであるカラム・アイロットがアントニオ・ジョビナッツィに代わって出走している。
各チームはまずハードタイヤで10周前後を走行すると、その後は再度同じハードタイヤでコースに出て周回を重ねるチームと、早々にソフトタイヤを投入するチームに分かれ、終盤になるとほとんどのマシンがソフトタイヤでのアタックにプログラムを切り替えていった。その中でハース勢だけがミディアムタイヤを試し、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は先にソフトタイヤを使った後にハードタイヤのロングランを行なうという、他とは逆の流れでセッションを進めていった。
FP1で常にタイムシートの上位につけたのがボッタス。彼はソフトタイヤを投入するとアタックの度にトップタイムを更新していき、最終的に1分19秒648というベストタイムでこのセッションを首位で終えた。ボッタスは前戦エミリア・ロマーニャGPでジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)と接触して痛いリタイアに終わっているため、ここで何としても勝ってタイトル争いに名乗りを上げたいところだ。
そのボッタスに肉薄するタイムをマークしたのが、エミリア・ロマーニャGPのウイナーであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。フェルスタッペンは終盤のアタック時に無線でバイブレーションを訴える場面がありながらも、1分19秒673というベストタイムを記録。ボッタスとはわずか0.025秒差だった。そして3番手にはフェルスタッペンのチームメイト、セルジオ・ペレスが続いた。
フェラーリのシャルル・ルクレールを挟んでの5番手につけたのが前年王者のルイス・ハミルトンだ。セッション序盤はこちらもマシンのフィーリングに関して不満を述べており、最終的にはボッタスやフェルスタッペンに匹敵するタイムが出ないまま1分19秒967で5番手止まりに終わったが、ひとつのセクターを全体ベストタイムで通過してその他のセクターではペースを落とすなど、今後のセッションに向け不気味な走らせ方をしていた。
6番手は開幕から好調をキープしているアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーで、それに続く7番手タイムをマークしたのがウイリアムズのラッセル。前戦はQ3進出もあり得るパフォーマンスを見せていただけに注目だ。
以下ランド・ノリス(マクラーレン)、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)までがトップ10。角田裕毅(アルファタウリ)は1分21秒090で13番手だった。
また、今回のFP1は常にコース上が混雑しているような状況で、各車が60分のセッションで30周前後を走り込んだ。また3度目、4度目のアタックでベストタイムを更新するドライバーが多かったことを鑑みても、タイヤの性能劣化は比較的小さいのかもしれない。
順位 | ドライバー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | |
31 | 1'19.648 | 210.310 | ||
2 | |
23 | 1'19.673 | 0.025 | 0.025 | 210.244 |
3 | |
22 | 1'19.846 | 0.198 | 0.173 | 209.788 |
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