初のスプリント予選でフェルスタッペンPP。しかしホンダF1田辺TD「ホンダ勢にとっては厳しい戦いになりそう」
F1第10戦イギリスGPのスプリント予選レースが行なわれると、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターはスプリント予選からは多くの学びがあったと語っている。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
シルバーストン・サーキットで行なわれている、F1第10戦イギリスGP。17日には新たに導入されたスプリント予選レースが行なわれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。
試験的に導入され、F1史上初めての試みとなったスプリント予選レース。全17周のレース結果によって決勝のスターティンググリッドを決定する仕組みとなっている。
前日に行なわれた予選では、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマーク。フェルスタッペンは2番手からスプリント予選レースに臨んだ。
スプリント予選レースが始まると、フェルスタッペンは見事なスタートでハミルトンをターン1でオーバーテイク。ハミルトンの攻撃も抑えきり、差を保ったままトップチェッカーを受け、4戦連続でポールポジションを獲得した。
一方、チームメイトのセルジオ・ペレスは、レース5周目に痛恨のスピンを喫しコースオフ。最終的にリタイアとなり、決勝は最後尾スタートとなってしまった。
アルファタウリ勢はピエール・ガスリーが12番手、角田裕毅が16番手フィニッシュと、ノックアウト予選のポジションを変えることができなかった。なおガスリーはジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)がグリッド降格のペナルティを受けたことで、11番手スタートとなっている。
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
「今日はF1の歴史上初めて、明日の決勝レースでのグリッドを決める、レース形式のスプリント予選が行われました。昨日の予選結果をもとにしたグリッドから各車がスタートし、2番グリッドから素晴らしいスタートを決めたフェルスタッペン選手が1コーナーでトップに立ち、17周のレースをそのままフィニッシュ。明日のレースでのポールポジションを獲得しました。今までの予選とは異なる手法ですが、これでフェルスタッペン選手は4戦連続のポールポジションとなりました」
「チームメートのペレス選手は途中でスピンを喫して大きく順位を落とし、そのときにタイヤにダメージを与えた影響から振動が次第に大きくなったため、最終的に安全面を考慮してレースをリタイアしました」
「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダについては、ガスリー選手が12位、角田選手が16位と、残念ながらともにスタートポジションのままでフィニッシュしました。明日のレースでは、マックス選手のすぐ後ろにメルセデスの2台がいますし、他のマシンは中盤グリッド以降からのスタートと、ホンダ勢にとっては難しい戦いになることが予想されます」
「今日のスプリント予選からは、多くの学びがありました。レースに向けてそれらを十分活用できるように、両チームとともにデータを解析して明日の本番に臨みます」
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