F1イギリスFP2:ロングランでフェルスタッペン強さ見せる。不気味メルセデス中団&角田裕毅16番手
F1第10戦イギリスGPのフリー走行2回目が行なわれた。トップタイムを記録したのは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだった。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
シルバーストン・サーキットで、2021年のF1第10戦イギリスGPフリー走行2回目が行なわれた。トップタイムを記録したのは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだ。
イギリスGPではスプリント予選レースの導入に伴い、週末のフォーマットが変更されている。初日にFP1と予選が実施され、土曜日のFP2を迎えた。マシンは予選開始後からパルクフェルメ状態に置かれており、FP2もマシンのセットアップを大きく変更することはできない。
FP2開始時の天候は晴れ、気温24℃、路面温度41℃と穏やかなコンディションだ。
FP2に向けては『走る必要がある?』といった声も一部から聞かれたが、セッションが開始されると約半数のドライバーはコースへと向かった。FP2の価値を疑問視していたフェルスタッペンなどはしばらくガレージに留まっていた。
各車がロングランプログラムを行なう形でセッションは進行。ガレージに留まっていたフェルスタッペンも、15分ほどが経過すると、コースへと入った。
そのフェルスタッペンは、ミディアムタイヤでの走行で1分30秒428をマーク。ロングラン中でも他車を大きく引き離す速さを見せた。
ミディアムタイヤ、もしくはソフトタイヤでのロングランが多く行なわれ、タイヤのデグラデーションもタイム上からは非常に少なく見えた。
フェルスタッペンはミディアムタイヤでのロングランを続けると、その最中に1分29秒902までタイムを短縮。唯一の1分29秒台を記録するなど余裕を見せてピットへと戻った。
既にノックアウト予選が終わっていることもあり、アタックラップなどは最後まで行なわれないまま、各車がスプリント予選レースや決勝レースに向け、ロングランを最後まで詰める形でセッションが終了。トップタイムはフェルスタッペンだ。チームメイトのセルジオ・ペレスは5番手タイムとなっている。
2番手と3番手にはフェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.が続いた。また4番手にはエステバン・オコン(アルピーヌ)がつけた。オコンは今戦でシャシーを交換しており、ここ数戦の不調から立ち直りつつある。
メルセデス勢のFP2はルイス・ハミルトンが8番手、バルテリ・ボッタスが9番手と目立たない位置。両者はレッドブルとは違い、ミディアムタイヤでのロングランを行なわず、ソフトとハードによる連続周回を実施していた。なおボッタスはセッション終盤にスピンを喫する場面があったが、クラッシュなどはせずに復帰している。
アルファタウリ勢も順調にロングランを実施。ピエール・ガスリーが10番手、角田裕毅が16番手タイムをマークした。
イギリスGP2日目は、このあとF1史上初のスプリント予選レースを実施。17周の短いレースで勝利したドライバーが、決勝のポールポジションを獲得することになる。FP2で行なったロングランから、各チームがどのような戦略を採ってくるかに注目が集まる。
順位 | ドライバー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | マックス フェルスタッペン | 23 | 1'29.902 | 235.896 | ||
2 | シャルル ルクレール | 30 | 1'30.277 | 0.375 | 0.375 | 234.916 |
3 | カルロス サインツ Jr. | 29 | 1'30.507 | 0.605 | 0.230 | 234.319 |
4 | エステバン オコン | 31 | 1'30.707 | 0.805 | 0.200 | 233.803 |
5 | セルジオ ペレス | 27 | 1'30.800 | 0.898 | 0.093 | 233.563 |
6 | ランド ノリス | 24 | 1'31.030 | 1.128 | 0.230 | 232.973 |
7 | ダニエル リカルド | 23 | 1'31.034 | 1.132 | 0.004 | 232.963 |
8 | ルイス ハミルトン | 28 | 1'31.131 | 1.229 | 0.097 | 232.715 |
9 | バルテリ ボッタス | 27 | 1'31.180 | 1.278 | 0.049 | 232.590 |
10 | ピエール ガスリー | 31 | 1'31.188 | 1.286 | 0.008 | 232.570 |
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