フェルスタッペンが迎える、初の母国オランダGPへ……ホンダ田辺テクニカルディレクター「”オレンジ色”の声援に応え、良いレースをしたい」
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、マックス・フェルスタッペンの母国オランダGPに向け、オレンジ色”軍団”の声援に応えるべく、良いレースができるようにしたいと語った。

先日ベルギーGPが終わったばかりの2021年のF1。今週末には早くも第13戦オランダGPが開催される。
オランダGPは、1985年以来久々の復活。当時と同じザントフールト・サーキットが舞台ではあるものの、そのレイアウトは大きく変更されており、各F1チームにとっては未知なる挑戦と言って差し支えないだろう。
このオランダGPを前に、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターが、プレスリリースにコメントを発表。できるだけ早く最適化を図りたいと語った。
「先日のベルギーGPは、雨の影響でセーフティカー先導のみで終了したレースとなりましたが、レッドブルの(マックス)フェルスタッペン選手が優勝を得ました。ポールポジションの獲得がこの優勝に結びついたことからも、毎セッションを大切に全力でレースウィークエンドを進めることが重要だと改めて感じました」
田辺テクニカルディレクターはそう語る。
「2021年シーズン後半の初戦、レッドブルとパートナーを組んでともに戦う50戦目という節目のレースで、ポールポジションに加えて優勝と、良い形でスタートができたと思います」
オランダは、ホンダ陣営のエースとも言えるフェルスタッペンの母国。フェルスタッペンとしては、F1で初めての母国凱旋レースということになる。
「今週は3連戦の2戦目としてオランダGPが開催されます。我々は陸路でオランダへと移動し、フェルスタッペン選手の母国GPに臨みます」
「ザントフールト・サーキットでは1985年以来の開催となるため、現代のF1マシンによるレースは初めてになります。海岸線のすぐ近くにあり風が強いこと、起伏に飛んだ地形に作られ、急なバンクがついているコーナーがあったりと、特徴的なサーキットです」
「初走行となるサーキットに対して、チームとともに入念なシミュレーションを行ない備えていますが、金曜からの走行を通して得られる実際のデータを確認して、迅速にキャリブレーションの最適化を進めることが重要となます」
ここ数年、ヨーロッパ各地のグランプリには、オレンジ色のシャツを身に纏った、フェルスタッペンの大応援団が駆けつける。ご当地オランダでは、その勢いはいつも以上となるだろう。
「今週末の観客席は、間違いなくフェルスタッペン選手の応援団でオレンジに埋め尽くされると思います」
田辺テクニカルディレクターもそう予想する。
「その大きな声援に応えるべく、両チームメンバー、4名のドライバーと共に良いレースができるよう準備を進めます」
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