F1イタリアFP1:逆襲誓うハミルトンが速さを見せトップタイム、アルファタウリ角田は14番手

F1第14戦イタリアGPのフリー走行1回目が行われた。セッションをトップタイムで終えたのは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だった。

F1イタリアFP1:逆襲誓うハミルトンが速さを見せトップタイム、アルファタウリ角田は14番手

 F1第14戦イタリアGPのフリー走行1回目が行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がセッショントップタイムをマークした。

 イタリアGPの舞台は、イタリア北部に位置する”スピードの殿堂”ことモンツァ・サーキット。世界で3番目(現存するサーキットでは2番目)に古い常設サーキットであり、1922年に開業。F1が世界選手権として発足された1950年から今に至るまで、ほぼすべてのイタリアGPを開催してきた歴史がある。

 全長5.793kmのコースは4つのストレートをつないだ超高速レイアウト。そのため各チームとも”モンツァスペシャル”なローダウンフォース仕様のマシンを持ち込んでいる。また、全開率80%とF1カレンダーの中でも随一にストレート成分が多いモンツァで勝利の鍵を握るのがパワーユニット(PU)だ。ホンダやメルセデス、フェラーリ、ルノーの各種PUメーカーの腕の見せどころと言えるだろう。

 そして、今年のイタリアGPでは、7月のイギリスGPで初導入された総距離100kmの「スプリント予選レース」が行なわれる。金曜日にFP1とノックアウト予選、土曜日にFP2とスプリント予選レース、そして日曜日に決勝レースが行なわれる。パルクフェルメ規定が適応され、マシンへの大幅な変更が許されなくなる。つまり、FP1はノックアウト予選から決勝までを決定づける重要なセッションとなった。

 天候は薄曇り。気温は27度、路面温度は39度と温かいコンディションのなかフリー走行1回目が行われた。60分のセッションが開始されると、各車はハードタイヤやミディアムタイヤを履き足早にコースに躍り出た。

 セッション折返しとなる30分頃には、各車はニュータイヤを投入し始めた。セッションを通してロングラン重視のプログラムを多くのチームが実施。ニュータイヤを投入しても精力的に周回数を重ねた。

 多くのドライバーがミディアムタイヤでセッション大半を周回したが、セッション後半に近づくにつれてソフトタイヤを履くドライバーも増えてきた。前車との感覚を一定に保ち、予選アタックでのトウ(スリップストリーム)につく練習をするマシンもあった。ストレート区間の多いモンツァの予選では、前車の後ろについてトウをどれだけ得られるかが重要だ。

 さらにパラボリカから元F1ドライバーのミケーレ・アルボレートに因み、アルボレートコーナーへと名称を変更したターン11では、アタックの順番待ちをする渋滞が発生。位置が良ければタイムを上げることができるが、タイミングを逃し渋滞の後方に並んでしまうとアタックのタイミングを逃すことになる。つまり、予選ではどの位置にチームがマシンを出せるかという点が鍵になるのだ。

 貴重な60分のセッションは赤旗中断なく終了。トップはソフトタイヤではなくミディアムタイヤでタイムを出したハミルトン。タイムは1分20秒926で、ソフトタイヤを履く2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に対し0.452秒という差をつけた。

 ハミルトンのチームメイトのボッタスもソフトタイヤを投入せずに3番手。4番手にはソフトタイヤのランス・ストロール(アストンマーチン)が並んだ。

 昨年イタリアGPでF1初優勝を遂げたピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がソフトタイヤで5番手と好発進。チームメイトの角田は、ミディアムタイヤで1分22秒530をマークし14番手でセッションを終えた。

 角田は走行を中止することはなかったものの、シートベルトやPUについてチーム無線でやり取りを交わすシーンも見受けられた。2022年の残留決定後、初のレースとなる今回のイタリアGPには角田の家族も日本から駆けつけおり、力強い予選・レースに期待が高まる。

 
 

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順位 ドライバー 周回数 タイム 前車との差 平均速度
1 United Kingdom ルイス ハミルトン 28 1'20.926     257.702
2 Netherlands マックス フェルスタッペン 22 1'21.378 0.452 0.452 256.270
3 Finland バルテリ ボッタス 29 1'21.451 0.525 0.073 256.041

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