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メルセデスが提出したふたつの抗議のうちひとつが棄却。フェルスタッペンのSC中の”追い越し”にペナルティはなし

F1アブダビGP終了後にメルセデスが提出したふたつの抗議のうち、ひとつが棄却されたことが発表され、セーフティカー中にハミルトンを抜いたのではと指摘されたフェルスタッペンの動きには、ペナルティが科されることはなかった。

Lewis Hamilton, Mercedes W12, Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B

Sam Bloxham / Motorsport Images

 メルセデスは、F1アブダビGPのレース終盤、セーフティカーラン中に首位を行くルイス・ハミルトン(メルセデス)を2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が一時的に追い抜いたシーンがあったとして抗議していたが、聞き取り調査の結果この抗議は退けられることになった。

 アブダビGPのレース最終盤、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がクラッシュしたことで、セーフティカーが出動。これが残り1周で解除されることとなり、首位を行くハミルトンが再加速のタイミングを図り減速。2番手のフェルスタッペンもハミルトンに差をつけられまいと、車間距離を急速に縮めた。

 その際、セクター3で2台は横並びのような格好となり、フェルスタッペンが一瞬前に出たように見えた。そしてハミルトン先頭で再スタートが切られたが、43周を走ったハードタイヤでは、わずか7周の走行履歴しかないソフトタイヤを履くフェルスタッペンを抑える術は残されていなかった。結局フェルスタッペンがトップでチェッカーを受け、今シーズンのドライバーズタイトル獲得を決めた。

 レース後メルセデスは、ふたつの件について抗議を提出。ひとつ目はセーフティカー中にフェルスタッペンがハミルトンを抜いたのではないかということ(競技規則第48条8項)。そしてもうひとつはFIAに対し、セーフティカーラン終了時の手順が競技規則第48条12項に沿っていないのではないかということだった。

 このうち前者についてスチュワードは、メルセデスとレッドブルの代表者を読んで聞き取り調査を行なったが、抗議を棄却する判断を下した。

 スチュワードはこの抗議棄却の決定について、次のように説明する。

「スチュワードは、この抗議は許容できるモノだと考えている」

「当事者による様々な声明を検討した。スチュワードは、33号車(フェルスタッペン)はある段階で、加速とブレーキの関係で非常に短い時間ながら44号車(ハミルトン)の少し前に出てしまった。その後セーフティカーランが終了した時、33号車は44号車の後ろに戻っており、前にいたわけではなかった」

「従ってこの抗議は棄却され、抗議補償金が返金されることもない」

 スチュワードはこのように判断したが、それでもまだ納得できない場合には、メルセデスはこのスチュワードの裁定について、上訴する権利が認められている。

 またメルセデスが提出したもうひとつの抗議については、依然審議が行なわれているようだ。

 
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